琳派400年記念 琳派からの道 神坂雪佳と山本太郎の仕事

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開催情報

【期間】2015年10月23日(金)~11月29日(日)
【料金】 一般 900円(700円) 高・大学生 700円(500円) 小・中学生 500円(300円)
※( )内はご優待料金。対象:エムアイカード、JR西日本グループ会社カード(一部除く)お持ちの方、 前売および10名さま以上の団体、「障害者手帳」提示のご本人さまとご同伴者1名さま。

http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html

会場

会場名:美術館「えき」KYOTO
webサイト:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/
アクセス:〒600-8555 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
電話番号:075-352-1111
開館時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)(最終日17:00まで) 
※但し6月22日(月)、23日(火)、29日(月)、30日(火)は午前10時~午後7時30分、7月15日(水)~17日(金)は午前10時~午後8時30分 入館締切:閉館30分前
休館日等:無休
  

概要

美術館「えき」KYOTOでは、明治から昭和に活躍した神坂雪佳と平成に活躍する山本太郎を紹介。
今もなお継承され、今に息づく琳派を、ぜひご覧ください。
琳派400年とスーパーマリオ30周年を記念し、ニッポン画家・山本太郎が、スーパーマリオのキャラクター・ マリオとルイ―ジを、現代の“風神雷神”として描いた最新作の屏風を公開!!
近代において琳派を継承し、京の地で琳派芸術を復興させた神坂雪佳。そして現代において先人たちの志と意匠を継承する絵師、山本太郎。琳派の親しみやすさと気品、そして伝統的技法を踏襲しつつ、まだ誰も観たことのないような意表をつくユーモラスな作風は二人の絵師に共通する作家独自の感性です。琳派400年記念の年に開催する本展は、神坂雪佳、山本太郎という二人の琳派の絵師の歩みを「仕事」という視点から再発見し、過去から現代、そして未来へと流れる琳派の道を、二人の仕事を比較しながら、屏風や軸装、工芸など約100点の作品を展覧します。

<展示構成>
琳派とは
江戸初期、本阿弥光悦と俵屋宗達によって創始され、時代を越え「私淑」という独自の形によって継承されてきた芸術様式。雅にして斬新、そして大胆でいて華やかなその意匠は、日本の美の象徴として、現在にいたるまで国内はもとより海外においても愛され続け、高く評価される。有力な町衆たちの文化の中で発展を遂げた琳派芸術は、人々の生活の彩である陶磁、漆工、金工、染色などの分野においても、その高い意匠性を発揮し、多くの名品を生みだした。尾形光琳・乾山兄弟、酒井抱一・鈴木其一などの江戸琳派、近代における神坂雪佳など、気品と親しみやすさ、そして個性あふれる様式はヨーロッパの印象派や現代の日本画、デザインにも大きな影響を与えている。
Ⅰ 神坂雪佳
神坂雪佳は明治、大正、昭和初期に京都で活躍した画家・図案家で、琳派を近代から現代につなぐキーパーソンです。琳派400年記念を迎え、その上品で洒脱な作品はあらためて注目を集めています。本章では、日本画や色紙、扇面などの小品の他、企業との共作、工芸品などを多角的に紹介し、多方面で活躍した雪佳の活動を振り返ります。
Ⅱ 神坂雪佳 - 山本太郎
本章では、近代と現代の琳派を比較して紹介します。琳派は、上の世代の作品を下の世代が尊敬し模倣、工夫し創作することで継承されてきたアートムーブメントです。直接的師弟関係がない間柄で継承され、前の時代の主題や図様を繰り返し使いながら、その時代の雰囲気を取り込んで改変するという独自の流れを築いてきました。
Ⅲ 山本太郎
古典絵画の中に現代の風俗を紛れ込ませたユーモラスな作品「ニッポン画」を展開する山本太郎。その作風は現代の琳派と称されます。本章では、数ある作品の中から特に琳派の影響を受けた作品を中心に紹介します。受け継がれてきた琳派的なモチーフが、どのように現代風にアレンジされているかが見所のひとつです。

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