【キュレータートーク】レジーナ・バルンケ氏『キュラトリアルな行為としての制度構築』
東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)は、ドイツ・ケルンのテンポラリー・ギャラリーより、アーティスティック・ディレクターのレジーナ・バルンケ氏をお招きし、自身のキュラトリアルな実践についてお話いただきます。バルンケ氏はこれまで、美術館のキュレーター、アーティストのアシスタント、様々な企画を手がけるインディペンデント・キュレーターとして、複数のキャリアを経験してきたキュレーターです。
テンポラリー・ギャラリーは、現代美術の実践や言説のための、非営利で形式にとらわれない独立した展示スペースで、プロジェクトの変容や実現に、また制度そのものの構築に協働で取組みたいと考える、卓抜した国内外のアーティストやキュレーター、研究者を招聘することが中心的な活動となっています。
今回はこれまでの経験をふまえ、それぞれの制度の特質とともに、キュラトリアルな実践としての制度構築について問いかけ、考える機会となります。
概要
日時:2015年6月6日(土)16:30-18:30
場所:京都芸術センター ミーティングルーム2
(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2)
参加費:無料
言語:英語(逐次通訳あり)
主催:東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
共催:京都芸術センター
お問合せ・予約
HAPS
e-mail info@haps-kyoto.com
電話 075-525-7525
メールに氏名、連絡先、ご予約人数を明記ください。
ゲスト・プロフィール
レジーナ・バルンケ
美術史家、キュレーター、そして2012年よりケルンのテンポラリー・ギャラリーという現代芸術センターのアーティスティック・ディレクターを務める。2004~2006年、フランクフルト近代美術館でアシスタントキュレーター。ドイツの写真家、アンドレアス・グルスキーの個人アシスタントを務めた後、European Kunsthalleでプロジェクトコーディネーターとして勤務。平行して、共同設立者として、数多くのプロジェクトを手がける。主なプロジェクトに、ケルンのプロジェクトスペース「Projects in Art & Theory」(Lilian Habererとの共同企画)、継続的な上映シリーズ「Screening Room」や、デジタル技術・メディアにおける芸術作品の制作を問う非営利の活動「Die Kunstproduzenten[芸術制作者]」(独自の作品制作やドイツや他のヨーロッパ諸国の協力機関での展示を含む)など。2008年より、ルートヴィッヒ美術館現代美術部門の「Junger Ankauf」購入委員会の委員、ケルン市のアーツカウンシルのメンバー、ケルン大学の美術史学部で講師。