【協力事業】TPAMコプロダクション シャオ・クゥ × ツゥ・ハン「Miniascape」
HAPSで協力している公演のお知らせです。
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2015(TPAM in Yokohama 2015)のTPAMコプロダクションのプログラムで、中国のアーティスト・デュオ、シャオ・クゥxツゥ・ハンが「Miniascape」を発表します。2ヶ月間にわたる日本各地での滞在中リサーチを行い制作された作品です。
開催概要
シャオ・クゥ × ツゥ・ハン「Miniascape」
日時:2015年2月12日(木)19:00-
会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール
コンセプト:シャオ・クゥ、ツゥ・ハン
振付:シャオ・クゥ
音楽:ツゥ・ハン
映像:ツゥ・ハン
照明:上山真輝(KAAT神奈川芸術劇場)
音響:本村 実(KAAT神奈川芸術劇場)
舞台監督:高橋淳一
出演:シャオ・クゥ、ツゥ・ハン
滞在制作コーディネート:小山ひとみ
主催:PARC – 国際舞台芸術交流センター、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2015 実行委員会
舞台芸術AIRミーティング@TPAM 2015
平成26年度 文化庁 文化芸術の海外発信拠点形成事業
協力:公益財団法人セゾン文化財団、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)、NPO法人フリンジシアタープロジェクト
URL: http://www.tpam.or.jp/2015/program/co-production/xiao_ke_zi_han/
「ミニアスケープ=盆栽や庭園芸術」は中国と日本の両国に共通する芸術形態で、類似した美学と人々の自然に対する敬意を象徴している。しかし、現実の生活において両国の人々は同じ暮らし方をしているのだろうか。シャオ・クゥとツゥ・ハンの二人は2ヶ月間のレジデンスを通じて、日本の文化と現代人の生活に関するリサーチを行い、特に自然災害に対して人々がどのような反応を示しているかを観察した。広大な国土を持つ中国では、地震の衝撃は人々の記憶から薄れてきている。しかし、島国である日本では、地震や津波、原発事故による放射能汚染について人々は何を考え、毎日の暮らしにどのような変化が起きたのだろうか。中国の二人のアーティストはダンス、音楽、ビデオアートといった領域を横断しつつ、舞台上に抽象的なランドスケープを作り出し、今日の日本と中国の姿を浮かび上がらせる。
作家プロフィール
シャオ・クゥ Xiao Ke
6才より中国伝統舞踊の訓練を受け、上海の復旦大学に入学後はモダン・ダンスを学ぶ。1998年、自身のダンス・スタジオである「XKダンス・スタジオ」を設立。2002年、現代美術家たちとのコラボレーションを開始する。2005年「ZuHe Niaoフィジカル・シアター・カンパニー」をZhang Xianやその他のアーティストと共に旗揚げ、2006年にチューリヒ・シアター・スペクタクルでZKB賞を受賞。2007年「アグリー・パフォーミングアート・スタジオ」を北京に設立。2011年、Zhou ZihanとZhang Yuanと共に、越境と多様性をテーマに社会に切り込んでいくことを目的とした「Cannot Help Art Collective」を設立。これまでに、上海、北京、香港、オランダ、ドイツ、イタリア、フランス、オーストリア、ノルウェー、シンガポール、スイス、イギリス、アイルランドで公演を行なっている。近年では演劇というジャンルに留まらず、現代中国が抱える現実に訴えかけるような、ソーシャル・シアターの先駆者として多様な芸術活動を展開している。
ツゥ・ハン Zi Han
写真家としてキャリアをスタートし、独立系アート施設CANARTを上海に設立。2008年から2010年にかけて、数多くの現代アート展や演劇の上演を友人たちと主に行なう。2009年、劇作家・演出家のZhang Xian、オランダのアート・インスティトゥートBorneocoと共に「Shanghai Transboundary Art Festival」を立ち上げ、国内外の多くのダンサーや振付家たちと交流を深め、現代舞台芸術の世界へと足を踏み入れることになった。
2010年、上海のアーティスト集団Zu He Niaoに参加し『紅い部屋の夢』で映像担当およびパフォーマーとしてツアーに参加した。
引き続き、ビジュアル・アートやライブ音楽、演劇と多ジャンルにわたり、写真・ビデオ・現代美術・音楽作品を発表している。
これまでにクリエーションに関わった作品は、オランダのJULIDANSや、ドイツのTanzhaus Nrw, HELLERAU、フランスのRencontres Chorégraphiques やイギリスのエジンバラ・フェスティバル・フリンジ等で上演されている。