『Social Work / Art Conference』が始まります。

HAPSは各専門家の知見を活かしながら、社会課題を探求し制作するアーティストや、よりひらかれた活動を目指す事業者や文化施設などからの相談に対応する、「Social Work / Art Conference」を立ち上げます。

SW/ACとは?

アートとともにわたしたちの豊かさを交換する

少子高齢化の進展、貧困世帯の増大、ジェンダー格差、障害を持つ人々の社会参加など現代社会は様々な課題や困難を抱えています。社会を覆う閉塞感を感じ取ったアーティストや彼ら/彼女らを支える実務家たちは現場に向かい、美術や演劇、音楽などの表現を通して関わった人や場の可能性を引き出してきました。それは同時に、社会とアートの関係性を見直すことにつながり、アート領域の拡張を予感させます。
これまでHAPSは、京都市の計画に基づき、「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業」を通して、アートをきっかけに様々な立場の人が関わり合う共生社会を実現するための取り組みを実施してきました。しかし、こうしたアー卜の取り組みの認知度は低く、また知っていたとしても十分な経験の共有や分析を得ずに終わってしまうことも少なくありません。
そうした状況を踏まえ、HAPSでは従来の相談事業を拡張させた、「Social Work / Art Conference」を新たに始めます。私たちは、人間の尊厳や価値を擁護する「Social Work」 の理念と、社会に対し刺激的に問いを投げかける「Art」とを結びつけることで、多様な意見を交換し合える「Conference」の場を作っていきます。相談に来られた方々がアー卜や表現の意味を深く感じ、社会へとよりひらかれた活動を行なっていくためのサポートを提供します。
そして人々、もの、場、組織、さらには思考に至るまで、広くその関わりを促すことで、それらの相互作用の質が高まり、より豊かな社会活動の実践と日常の営みが実現される未来を目指します。

 
このような方からの相談をお待ちしております:

・作品制作の一環で福祉施設をリサーチしたいアーティスト
・利用者の日中活動の充実のためアートを取り入れたい福祉施設職員
・施設内のアクセシビリティサービスを向上させたい文化施設職員
・「社会包摂・共生社会」と「アート」の関係性を学びたい大学生  など

 
「Social Work / Art Conference」へのご相談は専用ページからどうぞ。

 
SW/ACについてのリーフレットはこちらからダウンロードください。

 

SW/ACディレクターについて

奥山理子(おくやま りこ)
1986年生まれ、京都府出身。母の障害者支援施設みずのき施設長就任に伴い、12歳より休日をみずのきで過ごす。施設でのボランティア活動を経て、2012年みずのき美術館の立ち上げに携わり、以降キュレーターとして企画運営を担う。アーツカウンシル東京「TURN」コーディネーター(2015-2018)、東京藝術大学特任研究員(2018)を経て、2019年より、HAPSの「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業」に参画。

 

「文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業」について

HAPSは、京都市より2017年度「文化芸術で人が輝く社会づくりのモデル事業」、2018年度は「文化芸術による共生社会実現のための基盤づくり事業」を受託し、実施いたしました。これは、様々な社会的状況にある人々とともに、文化芸術の力を活用して、社会のよりよいあり方を探り、その仕組みづくりを目指すものです。これまでの基盤づくり事業で行った、京都市内外での先行事例の調査や、支援相談窓口やコーディネーター育成の手法の検討、入門講座、モデル事業としてのアートプロジェクトの企画・実施を経て、それらの事業を引き継ぎ、さらに大きく事業を展開しています。

 
これまで実施した事業については以下をご覧ください。

・連続講座「文化芸術による共生社会実現のためのアーツマネジメント入門」
http://haps-kyoto.com/am_2019/
・東九条こどもご近所映画祭
http://haps-kyoto.com/higashikujo_eiga2019/
・ノガミッツ プロジェクト
http://haps-kyoto.com/nogamittsu/

アクセス

Social Work / Art Conference
mail: swac(@)haps-kyoto.com
TEL. 075-748-8575 | FAX. 075-525-7522
〒601-8004 京都市南区東九条東山王町1 HAPS HOUSE




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