【協力イベント】対談:数学者と美術作家の交流の試み

HAPSが協力するイベントのお知らせです。

概要

「前川紘士 個展|多様体のドローイング -カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) アーティスト・イン・レジデンス報告展-」プレイベント「対談:数学者と美術作家の交流の試み」

登壇者:前川紘士(美術作家)/中島啓(数学者・Kavli IPMU教授)、坪井あや(ファンダメンタルズ プログラム運営・Kavli IPMU広報)
日時:2023年2月25日(土)15:00〜16:30 
会場:kumagusuku SAS(〒602-8126 京都市上京区中書町685-2)
入場料:無料
※予約不要・先着順

多様体のドローイングフライヤー

「前川紘士 個展|多様体のドローイング -カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) アーティスト・イン・レジデンス報告展-」を開催します。

前川紘士は2021年7月より、美術家と科学者の交流の機会を作る企画「ファンダメンタルズ プログラム」で出会った数学者の中島啓氏とペアを組み、継続的に交流を続けています。その交流の一環として、2年目となる2022年10月、中島氏の所属するカブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)にて10日間の滞在制作を行いました。本展では、その滞在制作の報告を展覧会と対談にて行います。
今回、大阪大学人文学研究科美学研究室、kumagusuku SASの協力を得て、大阪(展覧会・公開ミーティング)と京都(対談)の関西2都市での開催となります。

展覧会のプレイベントとして、今回の滞在制作のきっかけとなった科学者と美術家の交流の機会を作る「ファンダメンタルズ プログラム」とそこでの交流について、2021年7月より前川と交流する数学者の中島啓さんと、プログラムの運営を担う坪井あやさんと、京都市内にあるスペースkumagusuku SASにて、ざっくばらんにお話しします。

現在も進行中の美術家と数学者の交流の一環としての大阪での報告展と公開ミーティング、また、それに先立つ京都での対談に、是非お越しください。
(主催者)

 

プロフィール

前川紘士(まえかわ こうじ)
美術作家。1980年生まれ。2007年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。様々な対象や機会の中でその都度の関心を確かめながら諸活動を継続し、近年は触る作品を一つの軸として制作活動を行う。主な活動に、「ユニバーサル・ミュージアム:さわる!“触”の大博覧会」国立民族学博物館、大阪(2021)、「コミュニケーションの部屋」和歌山県立近代美術館、和歌山(2021)、「釜ヶ崎の表現と世間をめぐる研究会」釜ヶ崎芸術大学、大阪(2019-)など。

中島啓(なかじま ひらく)
数学者。1962年生まれ。Kavli IPMU※教授。幾何学と表現論の双方に関わる空間である「箙(えびら)多様体」の導入や、物理学に起源を持つ「ゲージ理論のクーロン枝」の概念を数学的に取り扱う研究がある。

※カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU):正式名称「東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)」。数学者、物理学者、天文学者が集まり、宇宙の根源的な謎の解明に挑む研究機関。2007年発足。

坪井あや(つぼい あや)
ファンダメンタルズ プログラム運営/ Kavli IPMU広報。科学者と美術家の交流の仕組みづくりを行う企画「ファンダメンタルズ プログラム」の運営を2020年より行う。当企画では各ペアに運営側の担当が付き、前川×中島ペアの担当でもある。「ファンダメンタルズ プログラム」は2021年度、2022年度開催され、国内の科学・技術の研究機関や大学などの広報担当者が集まるインデペンデントな互助組織である「科学技術広報研究会(JACST)」の「隣接領域と連携した広報業務部会」が運営の中心を担う。

 

展覧会概要

「前川紘士 個展|多様体のドローイング ‒カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) アーティスト・イン・レジデンス報告展-」

会期:2023年3月28日(火)〜3月31日(金)
時間:11:00~18:00 (※最終日17:00まで)
会場:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構サイエンス・コモンズ サイエンス・スタジオB(〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1)

2022年10月に行ったKavli IPMUでの滞在制作の報告展。滞在中に行った展示、そこを起点に始めている制作、交流に関する動画の限定公開、関連資料などの展示を行います。

※関連イベントに関する詳細・最新情報はkumagusuku SASのウェブサイトにてお伝えします。:https://kumagusuku.info/sas




助成: