GA TALK 030「いちばん難しいのはシンプルであること」by リー・キット(アーティスト)開催のお知らせ
GLOBAL ART TALK 030「いちばん難しいのはシンプルであること」by リー・キット(アーティスト)
概要
今回のグローバル・アート・トークでは、アーティストのリー・キットをゲストに迎えます。キットは1978年香港に生まれ、2013年には第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ香港館で個展を開催。同年、第1回ヒューゴ・ボス・アジア・アート賞にノミネートされました。絵画や映像、ファウンド・オブジェクトなどを用いて、社会や政治情勢との緊張関係を観客に意識させる展示で知られるキットが、作品や考えていることについて語ります。
聞き手:大坂紘一郎(京都芸術大学大学院芸術研究科客員准教授、キュラトリアルスペース「アサクサ」代表)
日時:2021年11月9日(火)18:30-20:00
料金:無料(要申込み)
定員:500名
*新型コロナウィルス感染症予防対策のため、オンラインでのトークといたします。また、社会情勢により開催を中止することがありますのでご了承ください。
*英日逐次通訳あり
主催:京都芸術大学大学院、一般社団法人HAPS
講師プロフィール
リー・キット(アーティスト)
1978年香港生まれ。台湾を拠点に活動。香港中文大学美術学部卒業。
主な展覧会に「Lovers on the beach」West Den Haag(デン・ハーグ、2021)、「Resonance of a sad smile」Art Sonje Center(ソウル、2019)、「僕らはもっと繊細だった。」原美術館(東京、2018)、「I didn’t know that I was dead」OCAT(深圳、2018)、「A small sound in your head」S.M.A.K(ゲント、2016)、「Hold your breath, dance slowly」ウォーカーアートセンター(ミネアポリス、2016)、「The voice behind me」資生堂ギャラリー(東京、2015)、「’You (you).’」第55回ヴェネチア・ビエンナーレ(香港代表として、2013)など。
2015年、シャンタル・ウォンと協働し、香港の深水埗に非営利アートスペース「Things That Can Happen」を設立した。
申込み・お問合せ
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京都芸術大学×HAPS グローバル・アート・トーク 030 申込フォーム
お問合せ先:GLOBAL_ARTTALK@office.kyoto-art.ac.jp
GLOBAL ART TALK By KUA x HAPS
<現代アートで京都と世界をつなぐ>
現代アートを取り巻く環境は、この数十年で飛躍的に複雑化し、そのなかでアーティストとしてグローバルに活躍する道を模索することは容易ではありません。世界各地で同時多発的に生産される芸術の概況を把握することは、もはや不可能といって良いでしょう。とりわけ、経済成長と近代化の進む近隣アジア諸国では、新しい美術館の創設やアートフェア、国際展の隆盛など発表の機会も拡大し、世界からこの地域に向けられた注目も高まっていますが、すでにアートを取り巻くインスティテューションとしては整備を終えた感もある日本では、むしろ制度化の再考、アーティストの社会的役割、グローバルなネットワーク構築などが改めて問われているといえるでしょう。
京都では、多くの芸術系大学から毎年新しいアーティストが輩出されていますが、日本の伝統文化の中心地でもある街から、このように複雑化した現代アートの世界と、今日、どのようなつながりを見出すことができるのでしょうか?京都芸術大学とHAPS共催による「グローバル・アート・トーク」では、世界各地で活躍するアーティスト、キュレーター、コレクター、研究者、ギャラリストなどを招聘し、対話を積み重ねていくことで、世界を実感し、理解を深めていきたいと考えています。
GLOBAL ART TALKは、若手芸術家を応援する一般社団法人HAPSの「キュレーター招聘プログラム」の一環です。
京都芸術大学では、京都を拠点に現代アート界でグローバルな活躍をめざすアーティストの育成機関を将来に見据えています。