開催情報
【作家】宮田彩加
【期間】2019年2月1日(金)-3月30日(土)
【開館時間】火曜~金曜 10:00-20:00/土曜 10:00-17:30
【休館日等】日曜・月曜・祝日・年末年始の2018年12月28日(金)~2019年1月7日(月)
【料金】入場無料
https://www.wacoal.jp/studyhall/gallery/event/article89205
会場
会場名:ワコールスタディホール京都 ギャラリー
webサイト:http://www.wacoal.jp/studyhall/
アクセス:〒601-8411 京都市南区西九条北ノ内町6 ワコール新京都ビル1、2階
電話番号:075-556-0236
開館時間:火曜~金曜 10:00-20:00/土曜 10:00-17:30
休館日等:日曜・月曜・年末年始・祝日
概要
均一な針目で一針一針構築させていくことが前提のミシン刺繍において、「崩す」というアナログ的抵抗から生じた “WARP”と、支持体を持たず多くの結び目のみで構築させる”Knots”は、とても不品行であるはずなのに、 ミシン刺繍に費やした良質な時間を感じさせる。 美術において普遍的なモチーフである花は、種子から芽生え、花開き、やがて朽ちていくその一連の過程に魅了される。 “WARP×Knots”によって、花を解体し再構築させることで、花を形成するプロットに目を向ける。 そうすることで、花本来の生命力を糸で写し出すことが出来るのではないか。
宮田彩加 Sayaka MIYATA
大学で染織を専攻していたことがきっかけで、染めた布に奥行やボリュームを出すために手刺繍・ミシン刺繍によるオリジナルテクニックを使った制作を始める。ミシンという世の中に溢れた媒体に意図的にバグを起こすことで現れる糸の層「WARP」シリーズや、支持体の布を無くし、 糸だけで構成させていく「Knots」シリーズなど、「エラー:失敗の行為によって新たな価値観が生まれる」を根本にしたテクニックと、生物の形態や、物事の発生や進化の在り方を呼応させた作品作りをしている。
京都生まれ。
2012年京都造形芸術大学大学院 芸術表現専攻 修士課程 染織領域修了。
2017年「京都府新鋭選抜展」優秀賞、 2016年「琳派400年記念 新鋭選抜展」日本経済新聞社京都支社賞、 2014年「京展」京展賞など受賞。
近年の主な展覧会は、 2018年「この視点」(COHJU contemporary art,京都)、 2017年「交わるいと」(広島市現代美術館)、 「スペクトラムファイル17」(SPIRAL,東京)、 「京都府新鋭選抜展」(京都文化博物館,2015/2016)、 2016年「裏腹のいと」(Gallery PARC,京都)、 2014年「THE MIRROR」(名古屋商工会館,東京)、「京展」(京都市美術館)など。
本展と同時期の2019年2月15日からは「第22回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館,神奈川)の出品も予定している。
http://sayakamiyata.com/