開催情報
【期間】2022年4月15日(金)~5月8日(日)
【開館時間】13~19時 *最終日のみ13~17時
【休館日】月・火
【料金】無料
http://www.voicegallery.org/exhibition_event.php#thaji2022
会場
会場名:MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
webサイト:http://www.voicegallery.org/home.php
アクセス:〒600-8061京都市下京区筋屋町147-1
電話番号:075-341-0222
概要
「チマ・チョゴリの佇まい」(写真)は、呉夏枝が出展するグループ展(4月15日~5月8日/染・清流館「布の翼」展)とKYOTOGRAPHIE開催時期に合わせて、5月8日まで展示します。各アーティストの作品は、オンラインショップでもご購入可能です。
祖母の遺品のチマ・チョゴリは、白や淡い色味のものが多い。祖母が着用した姿を実際に見たことはないけれど、記憶の中の彼女の佇まいを重ねあわせて、着た姿を想像する。そのようにして想像した姿が、いつしか彼女にまつわる記憶の一部となっていることに気がつく。
関西では初展示となるこれらの写真は、祖母、叔母、母の着用したもので、そのうちの何点かは、インスタレーション作品《記憶をまとう》の一部として2014年に撮影したものである。彼女たちがこれらを身につけたときに、どのような時間を過ごしたのだろうか。そのような佇まいをともなう衣服としてのチマ・チョゴリの姿が浮かび上がればと思う。
韓国語のチマはスカート、チョゴリは上着を意味し、韓国では民族服のことを韓服(ハンボッ)という。わたしの作品にあらわれるのは、スカート、上着としてだけでなく、カタカナの響きとしてのチマ・チョゴリである。そこには在日韓国・朝鮮人が育んだ独自の生活文化があらわれ、その証としての価値がある。 – OH Haji 呉夏枝