プロジェクトの経過報告と展示「小石のリトグラフ」衣川泰典

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開催情報

【期間】2022年1月14日(金)~30日(日)
【開館時間】13~19時 *最終日のみ13~17時
【休館日等】月・火曜休み
【料金】無料

会場

会場名:MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
webサイト:http://www.voicegallery.org
アクセス:京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1
電話番号:075-341-0222

概要

小石のリトグラフ」とは
掌中に収まるサイズの天然の石灰岩を採集し、裁断・研磨し平面を成形する。その版面に作品となるイメージを描き、古典的印刷技術でもある石版画の技術で製版される。裁断面以外は石のゴツゴツした自然の形状を残しているため、プレス機を使用せず独自の方法で印刷している。1798年にアロイス・ゼネフェルダーによって開発され、現代まで技術が発展してきたリトグラフの草創期を想起することができるでしょう。「小石のリトグラフ」では、採集する場所の風景や生息する動植物を描くことでイメージと素材の関係が自身の中で反復・増幅を繰り返され、イメージが紙に定着する。石が見ていただろう風景と石を求めて出会った風景のふたつの眼差しが版面となる表面で重なる。展示の際には、イメージが定着した石(版)と紙に刷りとった印刷物のイメージの両方を作品として並列させている。また石灰岩の採集までのプロセスを視覚化することも試みている。 これは2017年より自採石灰岩で創作を始め、2021年よりプロジェクトとして国産石灰岩の調査・採集を行い、石版画制作に取り組んでいる。 今回は8、10月に京都府舞鶴で巡検し、手に入れた石灰岩を中心に展覧会を構成する。(衣川泰典)

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