開催情報
【作家】マリア・ゲルベロフ
【期間】2018年4月10日(火)~28日(土)
【時間】11:00~19:00(最終日17時まで)
【休館】16日(月)・17日(火)・23日(月)・24日(火)*通常と異なり、日曜日をオープンします。
【料金】無料
会場
会場名:MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
webサイト:http://www.voicegallery.org/
アクセス:〒600-8061 京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1
電話番号:075-585-8458
開館時間:11:00~19:00 (最終日のみ17時まで)
休館日等:日曜日、月曜日休み(ただし、祝日の場合開館)
概要
このプロジェクトは、私の出身地アルゼンチンの記憶に基づいています。15年前、2001-02の厳しい経済暴落のとき、目の前で社会が崩壊しました。国外脱出の選択肢しかなかったし、それ以降一度も帰国していません。最近、あの危機時代のアルゼンチンの古いネガを見返すと、それらの映像が私の写真家としての展望を形成したことを証言しています。
私にとって、写真とは政治意識と抵抗の視点から新しい現実を構築する方法:私の狙いは、暴力とその結果の文化破壊について批判的に見えてくる物語を見つけることです。これら、毎日ブエノスアイレスを彷徨しながら撮った一連の写真は、母国を遠く離れたあの混沌とした日々や権力の不吉な陰への感情を込めた反応の表明です。
政治的文脈;
私のようなブエノスアイレス娘は、独裁権力の見えざる輪や軍の暗殺団に拉致された無数の「消され者 desaparecidos」の話を聞いて育ちました。アルゼンチンには、より富裕な欧米諸国による搾取と依存という南米なりの複雑な歴史があります。なお、旧体制が国際通貨基金(IMF)に膨大な負債をしたせいで、福祉の大幅削減と失業を受け続けています。迫害、拷問と失踪ー政権のドンたちが一般国民に振るうテロは現に進行中です。
略 歴:
ブエノスアイレス出身。哲学、写真、映像制作を学ぶ。現在、ロンドンを拠点に、写真作品や短編映画をカンヌ、ベルリン、ジグモンド・ヴィルモス映画祭などで発表。また、英国・アジア舞台美術協会メディア部門と共同制作する。