つくるビルゼミ1月 美術夜話第5夜  戦後70年特別展「人間らしく、戦争を生き抜く」&2015 戦後70年展を視る

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開催情報

【講師】平田剛志
【期間】2016年1月20(水)19時〜2時間程度の予定です。 
【料金】無料

http://www.tukuru.me/events/%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%83%93%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%9F%E3%80%80%EF%BC%91%E6%9C%88%E9%96%8B%E5%82%AC.html

会場

会場名:つくるビル
webサイト:http://www.tukuru.me/
アクセス:〒600-8108 京都市下京区五条通新町西入西錺屋町25
電話番号:075-201-9631
開館時間:12:00 – 19:00 (最終日のみ18時まで)
休館日等:-

概要

つくるビルゼミ1月 美術夜話第5夜 
戦後70年特別展「人間らしく、戦争を生き抜く」&2015 戦後70年展を視る
平田剛志

 今月のつくるビルゼミ・美術夜話第5夜は、画家・山邊桜子さんをファシリテーターに迎え、京都大学総合博物館にて開催された戦後70年特別展「人間らしく、戦争を生き抜く」(2015年11月25日~2016年1月10日)を中心に、戦後70年・2015年に開催されたさまざまな戦後70年の展覧会について夜話したいと思います。
 展覧会「人間らしく、戦争を生き抜く」は、赤十字国際委員会(ICRC)の蔵書・アーカイブ局が保管する膨大な記録から、収容所に囚われ、自由を奪われた人々の状況を伝える写真や資料を展示するものです。これまであまり光があてられなかった捕虜や民間の日本人が収容所内でどのような生活、日常を生きていたのか、展示を通じて私たちはもうひとつの「戦場」を見ることになります。
 昨年、2015年は戦後70年を機に全国の博物館、美術館で「戦争」をテーマとした展覧会が相次ぎ開催されました。名古屋市美術館では「画家たちと戦争:彼らはいかにして生きぬいたのか」展、広島市現代美術館では被爆をテーマとした「ライフ=ワーク」展、東京国立近代美術館では藤田嗣治の全戦争画が展示された「藤田嗣治、全所蔵作品展示。」など数多く開催されました。折しも今月発売の芸術批評誌「REAR」では、「2015 戦争を視る」と題して、戦後70年の展覧会、映画などを振り返る特集が組まれます。
 そこで2016年、最初のつくるビルゼミでも、あらためて「戦後70年」の展覧会を通じて、2015年の美術界を振り返りたいと思います。ともすれば、「戦争」は年頭に重たいテーマと感じるかもしれません。しかし、「戦後70年」を過ぎ「戦後71年」目の今だからこそ、「戦後70年」「被爆70年」の展覧会や作品の多様性、「あの夏」の暑さを振り返る機会になるのではないでしょうか。本ゼミが、「戦後」を生き抜く私たちの未来を考える機会となりましたら幸いです。

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