平成27年度特別展「文化財発掘Ⅱ」ー京大キャンパスの弥生時代ー

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開催情報

【期間】2016年02月10日(水) – 2016年04月17日(日)
【開館時間】9:30~16:30(入館は16:00まで)
【料金】一般400円(300)高校生・大学生300円(200)小学生・中学生200円(100)
( )内は、20名以上の団体料金
70才以上の方,身体障害者手帳をお持ちの方は入館無料

http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0055.html

会場

会場名:京都大学総合博物館
webサイト:http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/
アクセス:〒606-8501 京都市左京区吉田本町京都大学総合博物館
電話番号:075-753-3272
開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日等:月曜日、火曜日休み、年末・年始(12月28日~1月4日)
  

概要

 京都大学文化財総合研究センターは、大学構内の地中に眠る埋蔵文化財を中心に、その調査・分析から保管・活用にいたるまで、総合的な研究を実践をしています。前身の埋蔵文化財研究センター時代を含め、35年以上にわたって延べ100,000㎡におよぶ埋蔵文化財の発掘調査をおこなってきました。
 今回の特別展では、吉田キャンパスで見つかった弥生時代遺跡の発掘調査成果を展示します。およそ2400年前の前期の水田跡は、洪水による厚い砂の堆積にそのまま埋もれて見つかり、周囲の地形とともに良く残されていました。稲作がはじまったころの耕作の姿を具体的に伝える、貴重な事例と言えます。
 また、水田を廃絶させた洪水層の上には、方形周溝墓(方形に溝で区画した墓)が築かれていました。水田から300年ほど後の中期後半の墓からは、周辺の各地域の特徴を示すさまざまな形や文様をもつ土器が出土し、意図的に穿孔されたものもみられます。当時の人々の交流範囲や葬観念をうかがうことのできる、非常に興味深い内容の資料群です。
 日々先端的な教育・研究がおこなわれている京都大学キャンパスにも、このように地域の歴史を解き明かす上で重要な埋蔵文化財があることを知っていただき、過去に思いを馳せる機会となれば幸いです。

イベント

◆第1回 2016年3月26日(土) 10:00~11:30
「弥生時代の土器と木製品 ー米食のはじまりと、暮らしを支えた道具たちー」
      村上由美子(京都大学総合博物館)
      妹尾裕介(金沢大学埋蔵文化財調査センター)
◆第2回 2016年4月2日(土) 10:00~11:30
「京都大学キャンパスの弥生時代 ー水田・洪水・墓ー」 
      伊藤淳史(京都大学文化財総合研究センター)
      冨井 眞(京都大学文化財総合研究センター)

会場:いずれも総合博物館 本館3階 講演室
参加:無料・申込み不要(ただし、博物館への入館料は必要)

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