開催情報
【期間】2018年08月28日(火)~10月23日(火)
【開館時間】11:00-19:00 (土曜と、3月4日(日)は18:00まで)
【休館日等】日曜日・祝日、12月28日(木)-1月4日(木)
※3月4日(日)は特別開館
【料金】入場無料
http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000722
会場
会場名:京都dddギャラリー
webサイト:http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/
アクセス:〒616-8533 京都府京都市右京区太秦上刑部町10
電話番号:075-871-1480
開館時間:11:00〜19:00 (土曜日は18:00まで)
休館日等:日曜・祝日休館
概要
1960年代から半世紀以上ものキャリアを誇り、今も尚トップランナーとして、
そのキャリアの頂点を極めている田名網の現在を紐解こうとするものです。
田名網が、これまで制作をしてきた作品は、デザイン、イラストレーション、アニメーション、実験映画、立体作品、絵画と多岐にわたります。そこには、可変的な創造者であろうとしてきた田名網敬一の等身大の姿があります。現在、田名網が世界中のアーティスト、デザイナー、ミュージシャン、ファッションデザイナーから集めている尊敬は、あらゆる境界、領域を超えて創作活動を続けてきた歴史の重みに比例するものです。
近年、田名網は、自身の記憶や夢を原風景にして、その80年以上もの歴史を記したいわば
“曼荼羅図”の制作に取り組んでいます。一見すると奇怪でありながらもポップな妖怪画のように見える
田名網の近作ですが、そこに描かれているものは田名網の実体験に基づく様々な記憶です。
アメリカンコミックを引用したアメリカの爆撃機、その中で光を放つ擬人化した爆弾、威嚇するように蠢めく鶏や金魚などは、田名網が幼少期に実際に体験した戦争の記憶に深く関係をしています。また、田名網が敬愛するアーティストたちの作品や、SF雑誌、漫画のキャラクターなどの引用も数多く画面に発見することができます。こうした引用は、田名網とポップアートとの関係性を示す一方で、作品を通して自身の記憶をポジティブなものへと変換しようとする作家の自然な姿を映し出しています。
本展は、約20点の新作プリント作品、アニメーション、立体作品から、ファッションブランドとのコラボレーションアイテム、出版物、プロダクトアイテムなどを網羅する予定です。