開催情報
【期間】2018年2月23日[金]—3月25日[日]
【開館時間】10:00~17:00
【休館日等】月曜日(祝日の場合は翌日)
【料金】大人300円、学生200円
http://someseiryu.net/topic_page.html
会場
会場名:染・清流館
webサイト:http://someseiryu.net/index.html
アクセス:〒604-8156 京都市中京区山伏山町550-1 明倫ビル6F
電話番号:075-255-5301
開館時間:10:00~17:00
休館日等:月曜日(祝日の場合は翌日)
概要
「染・清流展」は1991年に始まり、第15回(2005年)まで毎年開催、以後は隔年に開催して昨年秋には第21回を迎えました。展覧会「染・清流展を顧みる」は、膨大な数にのぼる出品作から抜粋して染・清流展を振り返る趣旨で、第1回と第2回を対象とするPart1を2016年3月に、第3回から第5回までのPart2を同年4月に、第6回から第8回までのPart3を昨年3月に開催しました。今回はPart4として、第9回から第12回までの出品作から当館の所蔵品を中心に展示します。
第9回の開催が1999年、第12回が2002年ですから、今回展示している作品が制作されたのはちょうど世紀をまたぐ前後です。20世紀末には「ミレニアム」という単語とともに1000年紀が意識され、祝祭的な雰囲気も漂いましたが、2001年秋にニューヨークの世界貿易センタービルへ旅客機が突っ込む同時多発テロ事件が起き、騒然とした世情へと一変したことが思い起こされます。
この時期はまだ当館の開設前で、京都市美術館において染・清流展を開いており、広い会場に合わせて大きなサイズの作品が出品されました。当館の展示室ではいくぶん窮屈に思える作品もありますが、作家がエネルギーを注いだ染色の大作をご覧いただきたく、当時とは異なる展示方法を工夫して陳列しています。作家の個性がさまざまに映し出された創造の果実をお楽しみいただくとともに、染・清流展の四半世紀をこえる歴史や蓄積をあらためて感じていただく機会になれば幸いです。
深萱 真穂(染・清流館キュレーター)