マルタ・コラーダ個展「KAMI」

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開催情報

【作家】マルタ・コラーダ
【期間】2022年10月13日(木) ‒ 11月16日(水)
【開館時間】10:00 – 18:00
【休館日等】日・月休廊
【料金】無料

http://gallery-sokyo.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/10/PR_MeiMei_Sokyo_JP_221005.pdf

会場

会場名:現代美術 艸居
webサイト:http://gallery-sokyo.jp
アクセス: 京都市東山区古門前通大和大路東入ル元町 381-2
電話番号:Tel: 075-746-4456

概要

艸居(本店)では、マルタ・コラーダの個展「KAMI」を開催いたし ます。本展は艸居での初めての個展であり、また作品自体も日本初公開となります。Mei Mei(メ イメイ)というアーティスト名で活動するマルタは自身の作品を通して、神妙で独特な世界観を 放つ神話に生命を吹き込み、魅惑的かつ現代的な表現で、観るものをファンタジーの世界へ誘い 込みます。
彼女の作品は、フェルティングという工芸技術を用いて制作されます。古来より女性が扱う伝統 技術として家庭内で活用されたフェルティングは、衣服や装飾品を作るために使用されてきまし た。その中でも彼女は複雑なニードルフェルトの技法を用いて、伝統技術の可能性を現代アート の世界に広め、これまでロンドンのサーチギャラリーなどで作品を展示してきました。
マルタは 2008 年にサラマンカ大学および、バルセロナ大学で美術と写真を学び、卒業後は写真 家としてキャリアをスタートしました。以降、ロンドンやマドリード、上海など世界各地のギャ ラリーで勢力的に展示をおこない広く認知されてゆきます。また作品は数々の賞を受賞し、英国 内外の個人コレクションにも所蔵されております。
2016 年からは Mei Mei(メイメイ)というアーティスト名で陶芸とフェルトを組み合わせたウ ール・スカルプチャーを手掛けるようになり、作家として大きな転機を迎えます。本展はそれ以 降に開催される、初めての本格的な個展です。スカルプチャーを手掛けるようになったマルタは、 彼女自身の精神的な側面を深掘り、心的傾向を再認識し、人としてまた作家としてさらなる成⻑ を遂げました。また、それらの心的変化を様々なメディアを用いて表現するようになります。ド ローイングからスタートし、自身のコレクションから素材を集め、ウールや粘土、発泡スチロー ルを用いたスカルプチャーなど。また写真家としての経験を活かし、自身のエディションプリン トを作ることで一連のプロセスを循環させます。
マルタはこの世に存在する全てのものに魂が宿ると考えています。言い換えるとそれは、この 世の万物が神のような存在であり、KAMI(聖なる存在)と呼ぶことができるでしょう。彼女に よって完成させられた作品は、自身の身体から切り離された魂を持つ存在です。展示する作品 たちに対するそのような想いを込め、展覧会を「KAMI」と題しました。作家の溢れ出る想いが 込められた、聖なる存在「KAMI」たちを、ぜひご高覧ください。

マルタ・コラーダ
1984年スペインのラ・リオハ州生まれ。現在はロンドンを拠点に活動。2007年にバルセロナ大 学、サラマンカ大学にて美術学士号を取得。2008年にバルセロナ写真専門学校(IEFC)にて写 真修士号を取得。近年の主な個展は「POST MEMORIES SHANGHAI」パントクラトール・ギ ャラリー、上海 (2012);「POST MEMORIES LONDON」ジェームス・フリーマン・ギャラリ ー、ロンドン(2014年);「CONTEMPORARY RITUALS, FESTIVAL EME」サンタンデール国際 芸術祭、スペイン(2015年);「KAMI」艸居ギャラリー、京都(2022年)など。主なグループ展 には「ANIMA」サーチ・ギャラリー、ロンドン(2019年);「DREAM BAGS AND JAGUAR SHOES」カーク・ギャラリー、デンマーク (2021年); 「ILLUMINATED ABERRATIONS」ラ ルスデジーザス・ギャラリー、ロサンゼルス (2022年)など。受賞歴には「New Talents 2018」写真集入選(2018年)などがある。主な出版物には、「Pictoplasma」ギャラクターデザ イン・アート誌掲載、ドイツ(2022年); 「Penge Street Art」ストリート アート ブック掲 載、ロンドン (2021年)

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