開催情報
【期間】2021年5月15日(土)- 2021年8月1日(日)
【開館時間】午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日等】月・火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/5)
【料金】
一般:800円
大学・高校・中学生:500円
小学生:300円
幼児:無料
会場
会場名: 清水三年坂美術館
webサイト:https://sannenzaka-museum.co.jp
アクセス: 京都市東山区清水寺門前産寧坂北入
清水三丁目 337-1
電話番号:075-532-4270
概要
蒔絵は器面に漆で文様を描いた上に、金粉・銀粉などを蒔いて定着させる漆工の加飾技法です。日本で独自に発展した蒔絵は、平安時代に基本的な技法が確立されて以降、調度品から建築物に至るまで、あらゆる器物や空間の装飾に用いられてきました。幕末には爛熟期を迎え、多様な技法・意匠の作品がつくられるようになりました。
幕藩体制の崩壊後、蒔絵師たちは海外に新たな販路を見出し、国内外の博覧会へ活躍の場を広げることになります。また、研究会の発足や、従来の徒弟制度によらない学校教育としての技術の伝承も行われ、蒔絵の更なる発展が図られました。
このたびの展示では、柴田是真・池田泰真・川ノ邊一朝・白山松哉ら、近代の漆工界で指導的な役割を果たした蒔絵師たちの作品を一堂にご覧いただきます。時代を経ても、なお輝きを放つ蒔絵の精華をどうぞご堪能ください。