開催情報
2018年度秋季特別展「8月6日」平和博物館における戦争体験継承のための展示モデル構築プロジェクト成果展示企画
【期間】2018年11月6日(火)~12月16日(日)
【開館時間】9:30~16:30(入館は16:00まで)
【休館日等】月曜日、11月24日(土)
【料金】大人:400円、中・高生:300円(250円)、小学生:200円(150円)
※常設展見学可 関西文化の日(11/17・18)は無料公開 ( )内は20名以上の団体料金
http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/event/special/2018/exhibition2018_3.html
会場
会場名:立命館大学国際平和ミュージアム 1階中野記念ホール
webサイト:http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/
アクセス:〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
電話番号:075-465-8151
開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日等:月曜日
概要
戦後73年が経ち戦争体験者が減少する中で、体験継承の重要性が唱えられていますが、博物館はどのように戦争体験にアプローチすることができるのでしょうか。本展では、“8月6日”を手がかりにふたつの展示から考えます。
「レプリカ交響曲《広島平和記念公園8月6日》(2015)」は、2015年8月6日、戦後70年目の広島平和記念公園の1日を17地点で撮影し、17台のモニターに映し出すインスタレーション作品です。そこに浮かび上がる情景は多様であり、多層的です。同時にそれは、戦争体験継承の多様性、多層性を表すものでもあります。
「8月6日のワンピース」は、1945年8月6日、学徒勤労動員中に被爆し、同12日に亡くなった木村愛子さんのものとして保管されていたワンピースを中心にした展示です。このワンピースは、戦没動員学徒の追悼施設を経て当館に引き継がれました。ここでは、愛子さんの爆心地での体験に近づくことを試みるとともに、遺されたワンピースを介してこれまで何が共有されてきたのかを再考します。
また、来館者が展示の中で感じたこと・考えたことをアウトプットするための空間を展示室内に設けます。
過去と現在の“8月6日”の展示を通じて、来館者が主体的に戦争体験を想像し反芻する行為を促すことに、博物館における戦争体験継承のひとつの可能性を示します。
この展示は、JSPS科研費16K12814 「平和博物館における戦争体験継承のための展示モデル構築」(2016-2018)の助成を受け、プロジェクトの成果として実施するものです。