開催情報
【作家】加藤舞衣
【期間】2019年7月5日(金)-7月21日(日)
【開館時間】11:00-19:00(金曜日のみ -20:00)
【休館日等】月曜日
【料金】無料
http://www.galleryparc.com/exhibition/
exhibition_2019/2019_07_05_kato.html
会場
会場名:ギャラリー・パルク
webサイト:http://www.galleryparc.com/index.html
アクセス:〒604-8165 京都市中京区烏帽子屋町502 2F / 3F / 4F
電話番号:075-231-0706
概要
【展覧会プランのコンセプトやテーマ】
自作の中で一番表現したいことは、物の在り様であり、支持体の中に時間が流れている様な景色と空間である。日常生活において、時間の経過が感じられるもの(朽ちた花びらや道端に捨てられたゴミや壁に貼られたテープ、ほつれたガーゼなど)をモチーフに制作してきた。 私の選択しているモチーフは、誰もが日常生活において目にはしているが、 目にしていることに気づいてない、忘れ去られてしまっているものである。
道端に落ちていたものシリーズでは、不特定多数の人や自然の力で朽ちていったものを描いている。私が見かけた場所から明日にはもうなくなっているかもしれないようなもの、そこにあることに気づいている人があまりいない。しかし、みんなどこかでみたことあるようなものである。そういったものを絵画にすることで鑑賞者は何を感じるのか。
私が使っていた場所を、共有して使っていた人たちの痕跡や性格、手癖が違う場所に貼られて、作品を見る人がいて、時間が生まれる。
自作をきっかけに、新たなストーリーが生まれるような展示にしたい。
【ステートメント】
私の作品に描かれているモチーフは、道端に落ちていた踏み潰された花びらや誰かが捨てた空き箱やビニール袋、壁に貼られたままになって長年放置されていたテープ、使われた後のガーゼやほつれた糸などである。自作の中で一番表現したいことは、物の在り様であり、支持体の中に時間が流れている様な景色と空間である。物本来を見ることに焦点を当てて制作を進めていく中で、「物は時間の経過や自然の力や人間の力で形や色が変化していっている」ということに興味を持った。
自作が目指しているのは、物そのものを主役とし、自分自身の感情や想いよりも、物の存在をダイレクトに見せることである。そのため、「インク=物」「紙=空気」に見立てて、物と空気の溶け合いを 「紙とインクの対話」で表現している。