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開催情報

【作家】
岡田修二、砥綿正之、松本泰章、岡本高幸、吹田哲二郎、野村仁

【期間】2013年11月20日(水)~12月1日(日)
【料金】大人500円、小中高300円(夜間特別拝観は別途料金が必要です)

http://www.kyotosaga-mediaart.com/archives/1015.html

会場

会場名:旧嵯峨御所 大覚寺門跡
webサイト:http://www.kyotosaga-mediaart.com/archives/1015.html
アクセス:〒616-8411 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
電話番号:075-871-0071
開館時間:9:00~16:30(夜間特別拝観17:30〜20:30)
休館日等:無休 ※寺内行事により内拝不可日有

概要

今回の展示は、大覚寺がもつ豊かな自然との共生をテーマに計画しました。
さらに作品それぞれにサブテーマを設け、
水、海、月のそれぞれのテーマで制作をしました。
会場として宸殿を使用させていただく予定です。
第1のテーマである『水』では、
西の間に岡田先生による全長9mの水辺の絵画を設置します。モノクロームフォトから描き起こされた油絵による現代的な障壁画となります。その中には大沢池での撮影モチーフが用いられています。
第2のテーマである『海』では、
私と砥綿先生によって計画しました。宸殿正面の白砂の庭を海に見立て室戸岬の潮騒の音を設置します。京都に海はありませんが、遥か南の弘法大師ゆかりの室戸の海の音を再現することで日本の自然と文化が海によって大きな恵みを得ていることを改めて感じることが出来ればと思います。
第3のテーマは『月』です。
今回特別に参加を依頼した野村先生は、長年、自身の制作のテーマを自然の営みとし、様々な手法で表現してきておられ、世界的に高く評価されています。彼は大覚寺の環境からテーマとして月を強くイメージされました。そしてその表現のためにさらに2人の協力を希望されました。鶴の間を用いてその水墨画て描かれた静かな空間に3点の作品を設置します。1点は野村先生の月の運行を音楽にした作品。1点は岡本氏による月の名勝地である大覚寺を空から撮影した映像作品です。そして吹田氏による月を主題にした音響彫刻を展示いたします。

私たちは。これら、水、海、月のテーマによって、豊かな環境と貴重な歴史を持つ大覚寺という空間に現代的手法によってに展示されるそれぞれの作品が、現代において重要課題となっている人と自然の共生を表していることを思い出させ、その大切さを訪れる人々に感じていただけることを願っています。

京都嵯峨芸術大学
松本泰章

主催:京都嵯峨芸術大学
協力:成安造形大学 
   京都市立芸術大学
   sonihouse
   旧嵯峨御所大覚寺門跡
企画:京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科メディアアート分野

問い合わせ:京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科メディアアート分野研究
     075-864-7858 内線2417
e-mail : ya-matsumoto@kyoto-saga.ac.jp

プロフィール

岡田修二 OKADA SHUJI
1959年香川県生まれ。
1996年頃より、一見、モノクロ写真と見間違うほどリアルに描かれた油絵作品を制作。
絵画をめぐる視覚の本質を問う独特のスタイルで1998年にはVOCA奨励賞受賞を受賞。
近年では、琵琶湖畔の植物風景を描いた「水辺シリーズ」を展開し、単なるリアリズムを超えて、写実的でありながら高い抽象性を獲得しうる表現を模索している。
滋賀県立近代美術館、高松市美術館、大原美術館等にて大規模な個展を開催し、好評を得る。
http://shuji-okada.com/

砥綿正之 TOWATA MASAYUKI
1959年福岡県生まれ
松本泰章 MATSUMOTO YASUAKI
1958年兵庫県生まれ
1991年「ディヴィナ・コメディアー死のプラクシスー」より、協力して様々な作品を制作。
哲学、文学、美術、宗教、建築、科学等諸領域を横断する試みを続けている。
近年は、太陽光発電等自然エネルギーを用いたIRIS PROJECTを進めている。
http://towata-matsumoto.net/

岡本高幸 OKAMOTO TAKAYUKI
1978年 大阪府 生まれ
人が身体に対して新たなイメージを獲得することを目指して、彫刻という概念を視野に入れながら制作活動を展開中。
近年は、身体のみに焦点を当てるのではなく身体と場との関わりからの新たなイメージの獲得を試みている。
また、身体と場の関わりを空撮によってとらえ、景色としてではなく時空を超えたその場の持つスケールや圧力をより生々しく捉える事を目指している。
http://okamo811.wix.com/takayuki-okamoto

吹田哲二郎 SUITA TETSUJIRO
1963年 京都生まれ
音楽と彫刻を学んだ後、美術、映画、サウンドデザイン等の様々な領域で活動。
1989年のJOHN CAGE 来日公演では「4’33”」をPA演奏。
また、2012年には京阪本線でJOHN CAGE のプリペアド・トレインへのオマージュとなるライブパフォーマンスを制作。
音響彫刻という表現手法を開拓し、「The Hidden Dimention(かくれた次元)」をテーマに振動を通した制作活動を展開。

野村仁 NOMURA HITOSHI
1945年兵庫県生まれ
1960年代末から、いち早く写真を使った美術表現に取り組み、固体物が形を変え、その様相を変化させていくさまを写真で記録し、「重力」や「時間」を眼に見えるかたちで示す作品で注目を集める。物の存在や時間に関心を持ち、やがて、その眼差しの対象を、地上の現象から、空や宇宙へと広げることで、太陽や月の運行の軌跡が美しい形を創り出すことを発見し、それを写真だけでなく、映像や音、さまざまな媒体を使って新たな表現を生み出し続けている。

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