2019年度企画展 地の宝Ⅱ 比企鉱物標本

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開催情報

【期間】2019年7月31日 – 11月03日
【開館時間】9:30〜16:30(入館は16時まで)
【休館日】月曜日・火曜日
【料金】一般 400円/高校生・大学生 300円/小学生・中学生 200円
20名以上の場合は団体観覧料を適応
障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名、70歳以上の方は無料(要証明証)
京都大学学生・教職員、京都府下の大学在籍の学生は無料(要証明証)
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0073.html

会場

会場名:京都大学総合博物館
webサイト:http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/
アクセス:〒606-8501 京都市左京区吉田本町

概要

 京都大学総合博物館には、京都帝国大学時代から100年をかけて集められた2万点以上もの鉱物標本が収蔵されています。なかでも工学部由来の比企(ひき)鉱物標本は、現代では入手することのできない、国内では最高峰の鉱物コレクションです。これらの鉱物標本の持つ迫力や美しさは圧倒的で、まさに自然が作り出した「地の宝」といえるでしょう。工学部採鉱冶金学科の教授であった比企忠(ひきただす)は日本中、世界中から鉱物・鉱石を集めており、当時その標本室を見たものからは国宝とも称されていました。その後、比企の鉱物コレクションの存在は学術界からさえも長年忘れ去られていましたが、工学部、そして総合博物館へと丁重に引き継がれてきました。整理を進めていると、すべての標本に比企の手書きのラベルが添えられており、比企忠という研究者の姿や比企が標本に込めた想いまでもが現代によみがえるかのようでした。多くの金属鉱山が閉山した現代の日本ではこれらの標本が持つ学術的な価値はかけがえのないものです。

 今、100年の時を越え、比企の集めた至高の鉱物・鉱石コレクションがふたたび展示室に姿を見せます。美しい鉱物と鉱石の世界をお楽しみください。

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