開催情報
【作家】黒崎 彰
【期間】2018年10月12日(金)~11月3日(土)
【開館時間】13:00 – 19:00
【休館】日、月休廊
【料金】無料
会場
会場名:ギャルリー宮脇
webサイト:http://www.galerie-miyawaki.com/
アクセス:〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側
電話番号:075-231-2321
開館時間:13:00~19:00
休館日等:日、月休廊
概要
木版画の世界的巨匠である黒崎彰(1937年生まれ、京都市在住、精華大学名誉教授)。中学一年生のときに芦屋の新制作洋画研究所を訪ね本格的な絵の勉強を始めたが、やがて小磯良平、小松益喜、伊藤継郎らのフランス風モダニズム志向の強い指導に違和感を持つようになった。1965年にはそれまでに制作した油絵やデッサンの大半を自ら廃棄した。しかし一群の水彩画が手元に残された。それは「煉獄」「漂泊の風景」と題された約40点で、黒崎が写生油彩画と決別して内的な写実表現のあり方を探った最初の作品である。そして直後にこれら主題を翻案した単色の木版画連作を制作し木版画家としての第一歩を踏み出した。黒崎はこのときにゴーギャンやムンクの木版画の意味するところをにわかに身近に感じ理解することが可能になったと言う。1970年には代表作「赤い闇」を発表し、以後50年にわたって現代版画の先導者としてめざましい活躍を繰り広げることとなった。本展は1965年の水彩連作と単色木版画、その他の貴重な初期作品を展観し、黒崎彰の知られざる創造の原点をご覧いただく貴重な機会である。今日まで秘蔵されてきた水彩画はすべて本展が初出となる。全約40点出品。