開催情報
【作家】上野友幸
【期間】2016年3月12日(土)~4月1日(金)
【開館時間】11:00~19:00 (最終日のみ17時まで)
【休館】日曜日、月曜日休み(ただし、祝日の場合開館)
【料金】無料
http://www.voicegallery.org/exhibition_event.php
会場
会場名:MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
webサイト:http://www.voicegallery.org/
アクセス:〒600-8061 京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1
電話番号:075-585-8458
開館時間:11:00~19:00 (最終日のみ17時まで)
休館日等:日曜日、月曜日休み(ただし、祝日の場合開館)
概要
自己と他者、物と物の区別や境界は知識によって成り立っているのであって、それらの関係を中心とするならば、単純にそれらは切り離せない。生と死に関しても、昔は心肺停止が死を意味していたが、現在はそう簡単には判断されない。更にいえば、あらゆる生命はその死によってこそ環境が維持され、それらの種は半永久的に存続できる。個人の意思も集団の意思となり得るし、自分の認識の枠組みでさえ後天的に生まれ育った環境によって形成されているとすれば、自己の存在でさえ曖昧になってこないだろうか。 蝶の羽根にある花びらの様な模様を切り取って作った花。その花を昔の写真の花の上に貼り付ける。蝶もその写真の上に針で止める。その写真に写された昔の人々の様子。生活の中にある花。蝶は花によって生かされ、花もまた蝶の活動によってその生命を繋いでいく。人類もその昔から何故か花を必要としてきた、嬉しい時も悲しい時も。 人は死ぬときに悟るのかもしれない、自分も灰になることを、自然に還っていくことを。そうやって、生命が受け継がれてきたことを。知識ではなく、実感として。(上野友幸)