香川裕樹「配置と放置」

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kagawa_2104

開催情報

【作家】
香川裕樹

【期間】2014年2月12日(水)~3月1日(土)
【料金】無料 

http://www.voicegallery.org/exhibition_event.php
 

会場

会場名:MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
webサイト:http://www.voicegallery.org/
アクセス:〒600-8061 京都市下京区富小路通高辻上る筋屋町147-1
電話番号:075-585-8458
開館時間:11:00~19:00
休館日等:日曜日、月曜日休み(ただし、祝日の場合開館)

概要

’88年香川県生まれ。京都造形芸術大学空間演出デザイン卒業。
身辺にあるモノには、古びて他のモノとの関係を失った製品やその部品、元の魅力や媒体としての時事性が損なわれた写真、飽きられたり廃棄された雑貨・置物などがあります。
香川裕樹は、そのように放置されていた膨大なモノを収集。感性にしたがって再配置を繰り返し、あらたなモノをつくることを試みています。
香川の生み出すモノの集積は、すなわち作品です。
しかし、それは、元の用途や機能や意味の再生や再配置ではなく、非常に意図的な「モノの意味の放棄」に見えます。
インターネット多用時代の今、香川は、触覚や質感を頼りにモノを探っています。
それは、これまでの美術にとってあたりまえなのですが、身体が直接モノに触れつつも、美術的<意味や意図>を放棄するということは、もはやアナログとデジタルの横断などではなく、これまでの美術史を放棄することと近く、美術が、香川のような世代とともに、次代に向かってさらに変容しつつあると感じるのです。
そのような予感にもとづき、香川裕樹の個展を開催することにいたしました。実作品と、「画像化した作品(写真作品)」の計約20点により、会場構成します。(松尾惠)

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