“ STREET RAMBLER” 中藤毅彦 写真展

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NewYork1

開催情報

【作家】
尾崎 ゆり

【期間】2015年 9月17日 (木) 〜 9月27日(日)
【料金】無料

http://www.gallerymain.com/exhibition2015/nakafuji.html

会場

会場名:ギャラリーMain
webサイト:http://gallerymain.jpn.org/
アクセス:〒600-8028 京都市下京区寺町松原下ル植松町731-1小林ビル2F3F 
電話番号:075-344-1893
開館時間:13:00ー19:30
休館日等:-

概要

【statement】
この作品は、約10年程の期間、様々な世界の都市を訪れた中から、ニューヨーク、ハバナ、モスクワ、上海、ベルリン、パリ、東京の7都市を写したストリートスナップをまとめたものである。
これらの都市を被写体に選んだのは、20世紀の壮大な実験であったとも言える社会主義とその崩壊、その二項対立としての資本主義という概念を下敷きに考え、自分なりに世界を捉えた上で象徴的に思えたからである。
もちろん、他にも取り上げるべき重要な都市は多くあるし、あくまで直感と自分の限られた行動範囲による個人的な視点に過ぎない事も承知している。
アメリカ資本主義の象徴的都市であるニューヨーク、その喉元で長年対立を続けた現役の社会主義国家であるキューバの首都ハバナ、社会主義国でありつつ現実的な開放路線を歩み90年代以降劇的な大発展を遂げた中国の魔都上海、東西冷戦時代には東側陣営の盟主であったソ連の首都モスクワは、その後ロシアの混乱期を経た後、再び活気を呈し、ベルリンの壁で隔てられていた東西ベルリンは、統一ドイツの首都として日々変貌し続けている。
流入する移民で膨れ上がるヨーロッパを代表する美しき都パリ、そして震災以降沈み込んでいた我が街、東京はオリンピックに向けて再び歩み始めた。
これらの都市とそこに暮らす人々の個性と、土地の持つ記憶とも称するべき何かが、もし写真の中から立ち上がってくれたならば嬉しい。
昨年末、この作品の写真集を出版してからの短い時間の内に、キューバとアメリカが国交回復に向けた一歩を踏み出し、パリではイスラム過激派による新聞社襲撃の悲惨なテロが勃発、多くの人々が抗議の意志を示して行進し、上海では新年のカウントダウンに集まった人々が潰されて亡くなった‥。
世界の都市は常に大きなうねりの中で動き、変化を続けている。
自分に出来る事は、今までも、またこれからも街に身を置き、ひたすら歩き、出くわした人々や予期せぬ光景に対して、頭でなく身体の反応するままにストリートスナップを実践する事だけである。

【展示概要】
galleryMain企画展、中藤毅彦 写真展を開催します。
世界の街々をスナップした『STREET RAMBLER』で本年度林忠彦賞(http://www.hayashi-award.com/)を受賞した中藤毅彦の関西初の本格的な個展となります。
本展では『STREET RAMBLER』より、オリジナルプリント60点~70点で展示会を構成します。
刺す様な光、夜の街の色気、人々、生き物のように変化していく街、それらがざらついたモノクロ粒子の1粒1粒となり、渾然一体の巨きな塊となり見るものに迫りくる力強い写真群です。
今後の活躍が更に期待される旬な写真家中藤毅彦のオリジナルプリントが観覧できる貴重な展示会です。
会期中にはストリートスナップの写真家セイリー育緒とのトークイベント(7月19日土曜)も開催。自作についてのトークや、写真集へのサインも。詳細はギャラリーHPにて。

プロフィール

中藤毅彦(なかふじたけひこ)
1970年東京生まれ。
早稲田大学大一文学部中退。
東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。

都市のスナップショットを中心に作品を発表し続けている。
国内の他、東欧、ロシア、キューバ、パリ、ニューヨークなど世界各地を取材。
また、裸のラリーズ、ゆらゆら帝国、恒松正敏などのロックミュージシャンのオフィシャルカメラマンを担当するなどアーチストの撮影も行う。
作家活動と共に、東京四谷三丁目にてギャラリー・二エプスを運営、展示の他、ワークショップ等多数開催。
写真集に『Enter the Mirror』,『Winterlicht』,『Night Crawler』,『Sakuan,Matapaan-Hokkaido』,『Paris』,『STREET RAMBLER』がある。

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