【KYOTO EXPERIMENT 2021 SPRING 】小原真史「イッツ・ア・スモールワールド:帝国の祭典と人間の展示」

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開催情報

【期間】2021年2月6(土) 〜 2021年2月28日(日)
【開館時間】9:00~17:00
【休館日等】2/15(月)
【料金】一般: 500円
ユース・学生: 300円
高校生以下: 無料

※チケットは当日会場にてご購入ください(オンライン販売はございません)
※他のKYOTO EXPERIMENT 2021 SPRINGのShowsプログラムチケットをご提示の方は無料
※京都市京セラ美術館・京都国立近代美術館・細見美術館の当日チケット版権をご提示の方は100円引き

https://kyoto-ex.jp/shows/2021s-masashi-kohara/

会場

会場名:京都伝統産業ミュージアム
webサイト:https://kmtc.jp/
アクセス: 〒606-8343
京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1
電話番号:075-213-5839

概要

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2021 SPRINGの関連プログラムとして開催される、インディペンデント・キュレーターの小原真史企画による展覧会。博覧会の展示施設として登場した「学術人類館」を題材に、「人間の展示」をテーマに見られる体の歴史を辿ります。
19世紀末から20世紀初頭の欧米では、博覧会が隆盛期を迎え、人々がモノの展示を通じて新たな世界認識を得る空間が作り出されていました。初期の万博は、産業製品の先進性にしのぎを削る「産業の祭典」という側面が強かったが、やがて植民地拡大にまい進する帝国主義国がその国威をアピールするショーケースのような空間になっていきます。
日本でも1903年の第五回内国勧業博覧会で植民地・台湾のパビリオンが建設され、そのほかにも余興施設として「内地」周辺の「異民族」を展示する「学術人類館」と呼ばれる施設も登場しました。
この展覧会では、第四回内国勧業博覧会跡地でもある岡崎エリアに位置する会場を舞台に、日本における博覧会初の人間の展示施設「学術人類館」にまつわる新発見写真や世界各国で行われた同様の資料約1000点などにより、この時代の人々が植民地や異文化をどうイメージしていたか、またその欲望の所在を探ります。
舞台芸術祭の一環として開催される本展は、観客とパフォーマーとの「見る/見られる」という関係性や、西洋の他者として位置付けられてきた身体の歴史をたどるという意味で、大きな意義をもつことでしょう。2025年には大阪万博の開催を控えた関西において、博覧会が幻視させてきた明るい未来像の陰の部分にスポットライトを当てることで、グローバリズムの綻びや人種差別の問題、国家イベントの意味を考えます。
※最終日にはオンライン配信にて関連トークイベントを開催します。

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