開催情報
【作家】
大﨑 のぶゆき、山本 信幸、川松 康徳
【期間】2015年2月17日(火)〜3月1日(日)
【料金】無料
https://www.facebook.com/dabada.jp
会場
会場名:Art Spot Korin
webサイト:https://artspotkorin.wordpress.com/
アクセス〒605-0089 京都市東山区元町367-5
電話番号: 075-746-3985
開館時間:15:00-19:00 (土日祝11:00- / 最終日-18:00)
休館日等:月曜日休み
概要
如何にして作ることを転換していくかは、現在の表現において重要な意味を持っています。今回はその中でも描くことの転換に焦点を当て、「Aufheben」という言葉を使いながら、平面を志向していく過程で、どのような思考を持ち、どのように試行されるのか。それは「平面がどのように平面性へと還元されうるのか」を、もう一度検証するものです。 絵画が具象から抽象、そしてミニマルへとより純粋なものを求める傾向が終息し、最適な方向性(支持体に絵具)へ落ち着いていったのは、絵画が結局は材料によって作り出されることや、平面への純粋さが視覚的な経験を呼び起こせずにいたからと言えるのではないでしょうか。 しかし、もし平面への純粋に志向する身振りを「新しい描き方」として提案することが可能ならば、それは平面の表出と平面化する思考への転換を「絵画化」と考えることで生まれ、見え方以外の見方を作り出す事が出来るのかもしれません。
dabada = dada + ba(場)
美術という形式がいまなお現代において意味を持ち得るのならば、それは媒体としての美術の有益性にあると言えます。「デュシャンの《泉》」によって、アーティストの思考と概念があらゆるものを美術化することが可能であると提示されたとき、それは美術の膨大な歴史と事実においてどのように意味を獲得し、美しさを創出したかにあります。
作家の個有性ではなく状況/展覧会そのものを作品とすることを目指し、友人の家から始めた展覧会プロジェクト「dabada(ダバダ)」は今回で16回目を迎えます。 dabadaではキャプションを無くし空間全体を作品として提示することや、それぞれ違う場所でそれぞれ違う作家を迎え、そこでの出会いによって展開していく小さな持続モデルを持ったプロジェクトです。