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開催情報

【作家】宮野有史、塚原真梨佳、原田和馬、中路景暁、よしだともふみ、おおしまたくろう
【会期】2018年8月23日(木)~2018年9月1日(土)
【開館時間】11:00~18:00
【休館日等】日曜日
【料金】無料

https://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/past/2018/0823nointeraction/index.php

会場

会場名:京都精華大学ギャラリーフロール
webサイト:http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/index.php
アクセス:〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学 明窓館1・2階の一部
開館日:展覧会開催期間
休館日:日曜日・祝日・大学が定めた日
開館時間:11:00~18:00
電話番号:075-702-5263

概要

かつてコンピューターと人間の協調作業を目指した「インタラクション(相互作用、対話)」の考え方が、社会システムにまで適用されるようになって久しい。インターフェースは改良を重ね、私たちはストレスなく上質な体験にアクセスできるようになった。
しかしSNSに代表されるように、誰もが誰ともない人との交流をシームレスに行えるようになった一方で、相手のアクションに素早く反応し、自らのアクションにもリアクションを求めるような脊髄反射的なコミュニケーションが台頭してきている。そのようなリアクティヴなコミュニケーションの場では、人の目を引く過激で明快な主張が支持されている。

人類はこれまでに幾度となく他者との対話を試みてきた。神、死者、自然、内なる私、地球外生物…。他者との対話を通して、応答の有無に関わらず発信し続ける努力や、応じざる得ない責任から生じる返答能力の不足の自覚など、人類は生きてゆくための数多くの術を学んできた。20世紀に登場したコンピューターも未知の可能性と恐怖を孕んだある種の他者だと考えれば、インタラクションとは現代における他者との対話の手段だったのかもしれない。

本展はリアクティヴではあるが他者とのコミュニケーションを誘発しない現代のインタラクション観に異議を唱え、インタラクションを他者との対話の手段とみなし、黙って相手の話に耳を傾けることや返答に戸惑うといった、コミュニケーションにおけるある種の間の悪さを対話の重要な要素として評価する試みである。

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助成: