開催情報
【作家】清永安雄
【期間】2022年4月8日(金) ~ 5月8日(日)
【開館時間】11:00-18:00 ※最終日17時まで
【休館日等】無休
【料金】無料
https://kyoto-muse.jp/exhibition/150123
会場
会場名:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 1階展示室
webサイト:https://kyoto-muse.jp/japanesque/
アクセス:京都府京都市東山区堀池町374-2
電話番号:080-5988-7720
概要
日本には過疎といわれる地域が急速に広がっている。その一つ群馬県 南牧村。室町時代からの生活の場所がこの30年で無くなろうとしている。30年前の商店はほとんど残っていない。村おこしも行った形跡があるが挫折したようだ。
急な岩山と峡谷からなる山岳地帯。石垣を作って農耕。蚕、砥石が産業であった。昭和40年までは産業も最盛期を迎えていた。
今写真家にできること。記録を撮り残すこと。
清永安雄
群馬県の南牧村は美しく厳しい山と谷に挟まれた村である。全国を巡る中で心を奪われた場所であり、創作活動の被写体として選んだ。
脈々と受け継がれてきた生活。
その先祖の人間の息吹を作品として表現した。
写真に色をつけたり、薬品を使ったりして、ユニークな作品に仕上げることになった。これらの技法の全ては、身体的で直感的な物であり、自分の性格を巻き込んで、過去の人の思い、周囲の風景世界、現実の物質世界と一体になるようにした。
物質、テクスチャー、感覚、光と闇を追求すること。それはサイズと構図が演出される。匂い、手触り、汚れ、コンピュータ、プリンター機器の魔法のような混合表現。そして、イメージが最終的に現われる奇跡的な瞬間、完璧でないがゆえに時に驚きと力強さが出てきて、完璧な作品として出来上がった。