開催情報
【キャスト】稲継美保、嶋崎朋子、武谷公雄、松村翔子、和田華子
作・演出:神里雄大
美術:稲田美智子
照明:筆谷亮也
音響:和田匡史
技術監督:寅川英司
技術助手:河野千鶴
舞台監督:渡部景介
映像:ワタナベカズキ
写真撮影:富貴塚悠太
宣伝美術:古屋貴広[Werkbund]
制作:中村茜、内山幸子、川崎陽子
制作インターン:穂坂拓杜
【日時】2015年12月17日 (木) – 2015年12月20日 (日)
12月17日(木)開演19:30
12月18日(金)開演19:30
12月19日(土)開演15:30
12月20日(日)開演14:00
※受付開始は開演の40分前、開場は30分前
【料金】
一般前売 2,500円、当日3,000円
学生前売 2,000円、当日2,500円
ペアチケット 4,500円(前売のみ)
http://www.kac.or.jp/events/17343/
会場
会場名:京都芸術センター 講堂
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:
概要
この川におまえが落としたのは、金の人間か、それとも銀の人間か。固有種か、それとも外来種か。
ペルー生まれ、パラグアイ、アメリカ、日本(川崎)育ち。沖縄、北海道、リマ、ネバダ、所どころに暮らす親族。多文化・多言語に囲まれた環境のもと、岡崎藝術座を率いる劇作家・演出家の神里雄大は、日本に暮らす人々の多様な差異や背景と、移民・移動して生きていく人々の姿に焦点をあて、創作を続けています。
本作では、さまざまな文化や言語や政治などが外部から持ち込まれ、そのなかで衝突、融合、変貌していく架空の島々というイメージを核とし、モチーフを集めました。なかでも、高知出身の2人ーージョン万次郎 (1827-1898)の生涯や、戦後大流行したマンガ「冒険ダン吉」のモデルとも噂された実業家・森小弁 (1869-1945) の外への関心を持ち続けた姿勢は、他者への無理解や排他的な雰囲気の強い現代日本にとって重要な意味を持ち、近年神里が考察している「他者との共生」という問題に繋がっています。
世界に目を向ければ、街に移民が溢れ、国籍や国境の境界線を越えた共生の可能性が問われています。「島」というモチーフと共生への追求によって、いま岡崎藝術座はどんな世界を提示するのでしょうか。ご期待ください。