張 諒太 個展 黒 刻 希國 / 輝 刻 劇画

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Sanctuary of Apollo1_R

開催情報

【作家】張 諒太
【期間】2023年4月4日(火)- 4月9日(日)
【開館時間】12:00 ― 18:00
【休館日等】月曜
【料金】free
※入場は閉館の30分前まで。

http://kunstarzt.com/Artist/CHO/Ryota.htm

会場

会場名:KUNST ARZT
webサイト:http://kunstarzt.com/index.htm
アクセス:京都市東山区三条神宮道北東角2F
電話番号:090-9697-3786

概要

KUNST ARZTでは、初となる張諒太の個展を開催します。
張諒太は、劇画調に彫り描く木版画を通して、異文化を考察するアーティストです。
現存する古代ギリシャ文化の遺構を取り込んだ横幅180㎝のダイナミックなパノラマ木版画「Sanctuary of Apollo No,1」(2020)は、歴史的人工物と自然の対比が劇画調木版とリンクし、風景画とは思えない動的エネルギーを内包しています。
本展メインルームはその同シリーズの新作を加え、360度の大パノラマビューの構想です。
サブルームはギリシャ神話のヘラクレスの物語「レルネのヒュドラ」を劇画調木版で表現します。
(KUNST ARZT 岡本光博)

アーティスト・ステートメント
木版画における彫りとは何か?
そんな問いかけを続けているのが、自分の木版制作の根本だと考えています。木版プレス機と銅版インクを用いることで、
ヨーロッパ式の木版制作を現代の形に進めていく。
彫りを「削る」ものではなく、「描く」ものとして、新たに言語化していく。彫り描く感覚を持つ私には、彫刻刀と油絵の筆と同じものになりつつあります。
彫りとは、表現なのか技術なのか。
今回のギリシャの風景を描いた本作は、こうした彫りの表現と風景が何処か溶け合った気がするものでした。
自分の彫り描く感覚が、古代ギリシャ人の作る石柱に似ている。
そんな遠くある感覚を版画へと引き出しています。

コンセプト
黒 刻 希國
この大陸的な風土とパノラマ的な視点は、自分が彫り描く木版の視点と繋がりました。
自分は、木版画の彫り表現に興味を持ち、制作を続けています。
今回、選んだギリシャの風景は、古くある石工の国であり、自分が作る木版の大きさと彫りの世界観にシンパシーを感じ、制作を進めました。

輝 刻 劇画
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの物語、12の試練の一つ「レルネのヒュドラ」を木版によるマンガ、いや劇画で彫り描きます。
マンガが浮世絵のルーツなら、私の木版は浮世絵なのか?いえ劇画です。
荒々しい彫りと線が混在する劇画の世界観をどうぞ。

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