大西沙季 個展 「まばたきのあいだに見るもの」

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開催情報

【作家】
大西沙季

【期間】2014年2月4日(火)~2月9日(日)
【料金】無料

http://kunstarzt.com/top/top.htm

会場

会場名:KUNST ARZT
webサイト:http://kunstarzt.com/
アクセス:〒605-0033 京都市東山区夷町155-7
電話番号:090-9697-3786
開館時間:12:00~19:00(最終日17:00まで)
休館日等:月曜日休み

概要

KUNST ARZT では、大西沙季の個展を開催します。
大西沙季は、「認識力の曖昧さが作り出す誘惑」を問うアーティストです。
ピンク色の無数のナイロン糸によって、ピンク色の空間を作り出し、
美しくも不思議な視覚効果を備えた「5400m×2秒=あなた(2013)」、
指示された靴を履いて空間に入ることによって、
鑑賞者と制作者の境界が曖昧になる「-xx room-(2012)」など、
「鮮やかな色彩」「浮遊感」「大きくシンプル」をキーワードに大胆に展開してきました。
本展では、例えば「エルメスのスカーフ」というだけで
盲目的に価値判断を放棄してしまうような”誘惑”に着目し、
我々に気付きを与えてくれる展覧会になる構想です。
ご注目頂ければ幸いです。 (KUNST ARZT 岡本光博)

アーティスト・ステートメント
「鮮やかな色彩」「浮遊感」「大きくシンプル」
のキーワードに「空間を染める」ことを目指してインスタレーションで制作。
「空間を染める」とは、カラーセロハンを付けたライトで照らすなどの
無理矢理な色づけではなく、
同じ物の集積・密集によってその物が作り出す状況のことを意味している。

現在は蛍光ピンクのナイロンの糸を使用。糸の軽やかで柔らかな質感と、
糸その物自体の小さな存在感が集まった時の結束感がコンセプトを
表現するのに一番近いのではないかと思っている。
遠くから見た時の挑発的な蛍光カラーの集積が作りだす存在感、
近くで見て触れた時の軽やかな感覚、刺激的な視覚効果を感じてもらいたい。
糸を張り巡らせた空間の空気に色が付き、
普段ここにありながらも見ることの出来ない
空気を見える物に変化させることを目指して制作。

普段目に見えない物を見せる行為。
染まっている空間、作品が影響している空間、空間全てが
私の色に染まっていることは自己存在の再確認であり
自分の存在を周囲に気づかせるメッセージでもある。

作品にはコンセプトが求められるが、私の作品を見てもらう時
難しいコンセプトは必要のない物に思う。
私の事をまったく知らない人が、コンセプトなどの固い言葉を聞かずに
作品を見た時の「2秒」が勝負だと思っている。
その場に私がいないても、作品がそこにあると私がいるような感覚に陥るのか、
作品の存在が私の存在とイコールになるのなら、私は永遠に存在する事が出来る。

プロフィール

大西沙季
1990 大阪出身 大阪在住

<個展>
2012 「what do YOU see ahead that?」京都嵯峨芸術大学
<グループ展>
2012 「oneroom」京都嵯峨芸術大学 
2012 「SAGA DASH 2012」 Gallery MEISEI (京都)
2013 「TOGETHER IN THE HOUSE」Gallery KUCA DJURE JAKSICA (Serbia)
2013 「Translucence/Transparency」Gallery Mutsu (千葉)

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