王 雅慧 ”Pick up a leaf when it falls”

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wangyahuimain

開催情報

 
【作家】
王 雅慧

【期間】2012年1月20日(金)〜 2月25日(土)

http://www.tomiokoyamagallery.com/exhibitions/wang-yahui-exhibition-pick-up-a-leaf-when-it-falls-2012/

会場

会場名:小山登美夫ギャラリー 京都
webサイト:http://www.tomiokoyamagallery.com/
アクセス:〒600-8325 京都府京都市下京区西側町483番地(西洞院通 / 新花屋町通 西南角)2F
電話番号:075-353-9992
開館時間:11:00〜19:00
休館日等:日曜日、月曜日、祝日休み

概要

王雅慧(ワン・ヤホイ)は映像、写真、ビデオインスタレーションなどの作品を制作しています。それらの作品は静寂に包まれながらも、表面の下では何かが常にゆっくりと、あるいは速く変化しているような世界を描いています。想像はいつもそこから始まると彼女がいう、自身の部屋などの身近な対象を転換させる。そこには遊び心があり、作品は私たちがとらえている現実世界と創られたイメージが、有機的に溶け合うような不思議な感覚を与えます。
“Sunshine on tranquility” (2005)では、白い部屋の縁がゆっくりと動き形が変化していきます。その動きを追う太陽の光、そして影が手前に置かれた鉢植えの植物の表情を変えます。NYでのアーティスト・イン・レジデンス滞在中に制作された”Ex-change”(2006)では、個人の部屋の物がゆっくりと現れては消えていきます。”The Visitor”(2007)は、台湾の伝統的な生活の痕跡が残る家の中に入り、静かに移動していく小さな雲を描いています。このような、イメージとスペースの関係は王の作品でよく取扱われる主なテーマの一つです。イメージは均質なスペースを一瞬にして変える力を持つこと。イメージは経験され、そして現実となり、存在を再構築する可能性をもつこと。彼女の「覚醒した状態で、しっかりと目を開けてみる白昼夢のような」作品(アーティストステートメントより)は、詩的であり、優美な水の流れのようでありながら、身体を媒介とした知覚のシフトを引き起こし、鑑賞者を別の現実へと誘う力を持っているのです。

本展では映像作品「You are my sunshine」と、2つのシリーズの写真作品「Leaf Holes」、「Make a flower arrangement for me」から約10点の他、ドローイング等を展示します。「Leaf Holes」は拾った落ち葉に、そこから遠くの建物を見るための穴を開け、都市を背景にして撮影したシリーズ。同シリーズについて作家は、「カメラのレンズを通すと、小さな葉っぱが大きな建物を捕らえているように見えます。大きなものと小さなもの、頑丈なものと壊れやすいもの。それらが全て一つの写真の中にあります」と話します。その他の作品も同様に、「都市に残された自然」にインスピレーションを受けて制作されました。是非ご高覧ください。

【イベント、その他】
アーティスト・トーク
ギャラリー内 :1月20日(金) 17:30〜(ご予約不要)
オープニングレセプション 1月20日(金) 18:00〜20:00

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