開催情報
【期間】2019(平成31)年1月5日(土)〜 3月3日(日)
【料金】一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
*上記料金で、総合展示と3階フィルムシアターがご覧いただけます
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun_post/komakigentarou/
会場
会場名:京都文化博物館 2階総合展示室「京の至宝と文化」
webサイト:http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo/
アクセス:〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府京都文化博物館
電話番号:075-222-0888
開館時間:10:00~19:30(入室は19:00まで)
休館日等:月曜日休み(祝日の場合火曜日休み)
概要
小牧源太郎(1906-1989)は、京丹後市大宮町にあるちりめん問屋の第三子として生まれました。「巴里新興美術展覧会」(1933年、京都・岡崎勧業館)や「須田国太郎展」(1934年、大礼記念京都美術館)を通して絵画に惹かれた小牧は、1935(昭和10)年、29歳で独立美術京都研究所に入所し、急速に画家としての資質を開花していきます。シュルレアリスムへの関心が高まった1930年代、戦争から敗戦へと至る1940年代を経て、小牧の作品は極めて土俗的なイメージとなって現れます。
目には見えないことや、社会から見捨てられたものの中にこそ重要なことが隠れていると考えていた小牧は、精神分析学や民間信仰に特別な興味を持ちました。特異なモチーフが摩訶不思議な形へと変容し、見るものを現実社会とは異なる世界へと導きます。
本展では、主に京都府が所蔵する初期から晩年までの小牧作品と、京都市美術館が所蔵する代表作《民族系譜学》(1937年)や《民族病理学(祈り)》(1937年)を通して、その個性豊かな画業の一端をご紹介します。驚くほど精緻に作り込まれた画面構成にもご注目いただければ幸いです。