開催情報
【作家】オギハラフウカ・島村鼓
【期間】2018年11月29日(木) – 12月9日(日)
【開館時間】11:00〜19:00
【休館】月曜日
【料金】無料
http://gallery.kcua.ac.jp/exhibitions/20181129_id=12804#ja
会場
会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
webサイト:http://www.kcua.ac.jp/gallery/
アクセス:〒604-0052 京都市中京区押油小路町238-1
電話番号:075-253-1509
開館時間:11:00〜19:00(入館は18:30まで)
休館日等:月曜日
概要
大阪府大阪市西成区の北部、JR新今宮駅の南側に位置する「あいりん地区」、いわゆる釜ヶ崎は、ドヤとよばれる簡易宿泊所が建ち並ぶ労働者の街として知られています。釜ヶ崎は日本最大の貧困地域と呼ばれ、最も多くの生活保護受給者が暮らしています。そこは、彼らのセーフティーネットとしての大きな役割を担っています。そしていま、釜ヶ崎は「労働者のまち」から「福祉のまち」へと変貌しようとしています。生活に困窮した中高年男性が新たに流入したことも相まって、釜ヶ崎は新しい高齢化社会を迎えています。長年寄せ場として機能し、日本の最も貧しい人々が集合するこの場所は、貧困にあえぐ高齢者の終の棲家としての機能をいま果たしているのです。
私たちは、そこにすむ釜ヶ崎のおっちゃんと等身大で向き合い、交流を行いました。釜ヶ崎のおっちゃんを描いたポートレートは、釜ヶ崎のおっちゃんたちの豊かな表情を伺うことができます。そしてそこから、釜ヶ崎が抱える、さまざまな「いま」を伝えたいと考えています。
また、現在の釜ヶ崎には日本語以外の言語や福祉のまちとしての特徴的な言葉が溢れています。目に入ってくる「文字」を地域に住む人々とともに記録し、釜ヶ崎と人々の「いまの風景」を再構成します。
(2018年10月 オギハラフウカ・島村鼓)