開催情報
【作家】
ミロスワフ・バウカ、イエジ・ベレシ、ボジェンナ・ビスクプスカ、スタニスワフ・ドゥルシチ、鴨治晃次、エドヴァルト・クラシンスキ、ノーマン・レト、ロマン・オパウカ、オイゲニウシュ・ルトニク、ズィグムント・リトカ、ミコワイ・スモチンスキ、ヘンルィク・スタジェフスキ、ヤン・シフィジンスキ
【期間】2013年12月7日(土) ~ 12月23日(月)
【料金】無料
http://www.kcua.ac.jp/gallery/exihibition/4653.html
会場
会場名:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
webサイト:http://www.kcua.ac.jp/gallery/
アクセス:〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
(堀川御池ギャラリー内)
電話番号:075-253-1509
開館時間:11:00〜19:00(入館は18:45まで)
休館日等:月曜日(祝日の場合火曜日休み)
概要
本展覧会は第二次世界大戦後のポーランド美術のエッセンスを凝縮し、いかなる点でそれが国際的に類を見ないものであるのかを示そうとするものです。第二次世界大戦の傷跡、そしてその後に続いた共産主義体制の押しつけから、暗闇が生まれました。制限は、もしそれが極端で全く荒廃させるようなものでなければ、創造性を生み出し発展させるように働くことがあります。メッセージをオープンに伝えられない状況に置かれたら、人はそれを可能にするための方法を工夫するでしょう。そこには感情的要素に彩られた、非常に知的な手法が存在します。
ポーランド人はスラブ系として「東の」ヨーロッパに属すると同時に、カトリック信者として「西の」ヨーロッパ文化に属してもいるのです。その結果、非常に特徴的な心理が生まれます。つまりヨーロッパの異なる要素の両方を理解できるのです。波乱に満ちた歴史を通じて、常にポーランドは多岐にわたる経験を積んできました。そうしたこと全てにより、ポーランド美術の特殊な性格が形成されたのです。知的な内容も成果の一つで、アイディアを総合的な形において、そこにある次元を「追加」して、それを見る人にわかってもらえるよう表す必要があった一方で、必ずしも既存のシステムに頼る必要もなかったのです。そこから現実的、哲学的、美的といった境界を越え、メッセージを伝える方法の発見へとつながりました。1989年の政治体制の変化により、表現の幅は広がりましたが、長く続く文化の伝統は守られました。
本展に出品される絵画、グラフィック、ヴィデオ、パフォーマンス、インスタレーション、音楽作品、オブジェなどは、ポーランドの数十年にわたる美術の広い範囲にわたる実践の成果の一端を示すでしょう。またそれらは、日常の現実において絶対的なものを探し求める、個々の作家たちの意思表明でもあります。
In Situ財団 マウゴジャータ・サディ
主催:In Situ現代美術財団、京都市立芸術大学
協賛:ポーランド共和国文化・国家遺産省
後援:アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート、
ポーランド広報文化センター、NPO法人フォーラム・ポーランド組織委員会、
O.pl, Obieg, Notes na 6 Tygodni, Format, Contemporary Lynx
企画:In Situ現代美術財団、加須屋明子(京都市立芸術大学総合芸術学科准教授)
イベント、その他
12月7日(土)16:00 – アーティスト・トーク
12月7日(土)17:00 – オープニングレセプション
12月15日(日)16:00 – パフォーマンス/岩田美保
12月15日(日)16:30 – アフタートーク/岩田美保+吉岡洋(京都大学文学部教授), 聞き手:加須屋明子(京都市立芸術大学美術学部准教授)