FOCUS#4 伊東宣明「時は戻らない」

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開催情報

【日程】2022年5月14日 (土) – 2022年7月18日 (月・祝)
【時間】10:00~20:00
※6月8日(水)は臨時休館
※入場無料

https://www.kac.or.jp/events/32042/

会場

会場名:京都芸術センター ギャラリー北・南、和室「明倫」、ほか館内各所
webサイト:https://www.kac.or.jp
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000

概要

京都芸術センターでは、経験や実績を積み重ねてきたアーティストを個展形式でとりあげる「FOCUS」の4回目として、伊東宣明の個展「時は戻らない」を開催します。

伊東はこれまで、映像、インスタレーション、そしてパフォーマンス等によって、一貫して「生/死」「精神」「身体」そして「時間」といった、逃れようのない概念に向き合ってきました。作品において、これらのテーマとともに発見されるのは、時間メディアである「映像」への彼の洞察です。
本展では、伊東の旧作や近作、そして現在のすがたを一挙に紹介します。会期中は展示や関連イベントに加え、南ギャラリー内の小部屋を「制作室13」として不定期に公開します。このオープン・スタジオでは、来館者が被写体として伊東の制作に参加することができます。

本展のタイトルにもなっている最新作《時は戻らない》は、逆再生を用いた映像作品です。巻き戻っていく映像を観るとき、私たちは「何も起こらなくなっていく」ことへの驚きと、居心地の悪さを覚えるでしょう。もし仮に「時を戻す」ことができ、取り返しのつかない出来事を取り消せたとしたら、その「時間」はなかったことになるのでしょうか。伊東の作品にみられる、野蛮なようで穏やかで、しかしどこかユーモラスな表現は、対峙する私たちに、私たち自身や、その周囲に流れる、生きている時間の感触をあらためて意識させてくれます。

カメラで撮影された私たちは、やがて映像から離れ、それぞれに生き、その映像は過去のものとなっていきます。しかし時を隔てて、私たちはその映像の前にふと立ち止まることがあるかもしれません。そのとき映像は、撮影されたときとはまた異なるものをうつす「作品」として、私たちの前にあらわれるのかもしれません。本展は伊東宣明の作品と活動を通じて、私たちにとっての「生きて、ともに観る時間」について再考する機会となるでしょう。

ギャラリー内に臨時スタジオ「制作室13」を設置し、伊東の最新作《時は戻らない》の観客参加型バージョンを公開制作します。来場者は被写体として制作に参加し、撮影された映像は会場内に随時更新されていきます。

日時:会期中随時(不定期)
会場:京都芸術センター ギャラリー南
制作アーティスト:伊東宣明

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