開催情報
【期間】2021年4月17日(土) - 6月13日(日)
※京都芸術センターでは、緊急事態宣言発出を受け、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からご来館者の健康・安全面に配慮し、下記の期間、休館いたします。
2021年4月25日(日)から2021年5月11日(火)まで
※前田珈琲明倫店も休業になります。
※上記以降も状況に応じて、休館の期間を延長することがございます。都度、更新情報をご確認ください。
https://www.kac.or.jp/
【開館時間】10:00~20:00
【休館日等】
【料金】-
https://www.kac.or.jp/events/30132/
会場
会場名:京都芸術センター
webサイト:https://www.kac.or.jp/
アクセス: 〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000.
概要
染織と版画という手法によって創作を行う2人が、作品に関わる現象、行為と素材を見つめ直しながら、それらと作品との間に横たわる境界について探ることを試みます。
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お知らせ(4月28日更新)
本展の会期が変更になりましたのでお知らせいたします。
変更後:5月12日(木)再開~6月13日(日)まで
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桐月沙樹による木版、むらたちひろによる染織には、「彫る」・「染める」という行為だけでなく、木という素材・染まるという現象そのものが生み出す時間・空間が含まれています。
樹木がもつ木目や染液の滲みは、桐月・むらたの手が介在することで、漂う水面や光のようなイメージを想起させたり、普段知覚できない 変化に意識を向ける 存在になります。二人にとって素材や現象は、それ自体が作品を生み出す大きな要素だといえるでしょう。
今回の展覧会では、それぞれの新作に加え、木という素材・染まるという現象を前景化するインスタレーションに取り組みます。
アーティストより
版木の「木目」を既存のレイヤーととらえ、木版による絵の可能性を探究しています。「時を植えて」では、今冬に出会った虫食い丸太や香節丸太、時を経た版木などを、found/re foundしながら、つくるという営みを点線で繋ぎ循環させることを試みます。
桐月沙樹
染織が内包する時間や、曖昧な境界の在り方に対峙し、染めによる表現を続けています。ゆっくりと分離しながら浸透する色、一瞬にして隅々まで行き渡る色の様相に注視し、今回の制作に取り組みます。
むらたちひろ
関連企画
■パフォーマンス
むらたちひろによる染めのパフォーマンスを行います。
日時:4月17日(土)10:30〜 / 15:00〜
会場:京都芸術センター ギャラリー南
料金:無料(予約不要)
※ギャラリー南へ変更になっております。ご注意ください。
■アーティストトーク
本二人展の作家によるアーティストトークを行います。聞き手に、滋賀県立美術館学芸員の渡辺亜由美さんをお迎えします。
日時:5月23日(日)14:00~
会場:京都芸術センター ミーティングルーム2(3F)
登壇:桐月沙樹、むらたちひろ、渡辺亜由美(滋賀県立美術館 学芸員)
料金:無料(要事前予約。本ページ下部よりお申込ください)
プロフィール:渡辺亜由美
1984年千葉県出身。東北大学文学部 美学・西洋美術史研究室卒業、大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻 西洋美術史研究室修了。2014年より現職。担当した主な展覧会は「生命の徴 ー滋賀と「アール・ブリュット」」(2015年)、「時と風景 ー未来をつなぐコレクション」(2016年)、「めぐれ!つながれ!色とかたち。ワイワイわれらのモダニズム」(2017年、成安造形大学との共同企画)など。
Co-programカテゴリーB
“Co-program”は、京都芸術センターがアーティストとの連携を強化して創作・発表の幅を広げることを目的とする共同事業です。
Co-programカテゴリーB(共同企画)は、アーティストやキュレーターと京都芸術センターが共同で実施する展覧会企画です。アーティストの展覧会プランをベースに京都芸術センターと協働で運営に取組みます。
桐月沙樹 Kirizuki Saki
兵庫県生まれ。2009年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域卒業、2011年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻(版画)修了。近年の展覧会に、「京都府新鋭選抜展」(2021 京都文化博物館)、個展「7月あたりの桐月さん。」(2020 ギャラリー恵風/京都)、個展「凹凸に凸凹」−絵が始まる地点と重なる運動−」(2019 ギャラリー崇仁/京都)など。
むらたちひろ Murata Chihiro
京都府生まれ。2011年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻(染織)修了。近年の展覧会に、個展「すべとしるべ 2020 #01 時の容」(2020 オーエヤマ・アートサイト / 京都)、「京都府新鋭選抜展」(2019 京都文化博物館)、 「染・清流展」(2019 染・清流館 / 京都)、個展「Internal works / 境界の渉り」(2018 Gallery PARC / 京都)など。https://murata-chihiro.tumblr.com/