【KYOTO EXPERIMENT】グループ展『ケソン工業団地』

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開催情報

【作家】イム・フンスン, イ・ブロク, ユ・ス
【期間】2019年10月5日(土)- 10月27日(日)
【開館時間】10:00~20:00 ※10月5日(土)のみ10:00~22:00
【休館日等】–
【料金】無料
https://www.kac.or.jp/events/27011/

会場

会場名:京都芸術センター 南、講堂、大広間、ミーティングルーム2
webサイト:https://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000

概要

ソウル(韓国)、平昌(韓国)、そして京都へつないでゆく、3都市目の展覧会『ケソン工業団地』

半島を南北に隔てる軍事境界線からわずかに北。ケソン工業団地は、朝鮮民主主義人民共和国が土地と労働力、大韓民国が資本と技術力を提供して形成され、南北双方の人々が共に働く特異な場として2004年から10年以上にわたって操業されていた。しかし現在は両国間の政治的緊張のため2016年より閉鎖されている。2018年の夏、文化駅ソウル284で開催された展覧会「ケソン工業団地」は、ケソン工業団地を外から見た大きな経済の物語として語るのではなく、そこで日常生活を送っていた一人ひとりによって築かれていた親密なコミュニティにフォーカスし、ケソン工業団地の新しい肖像を描こうとする企てであった。その展覧会から、3人のアーティストによる作品を京都で紹介する。
縫製工場を模したイ・ブロクの『Robo Cafe』にはミシンを備えたテーブルが並び、生産性に関するスローガンを縫い取ったテーブルクロスがかかっている。棺を背負って山を登るイム・フンスンの映像作品『Brothers Peak』から、ソウルのゲイコーラスグループ・G-Voiceの歌声と脱北者のイ・ヒャンが演奏するアコーディオンが響く。南北の労働者が互いに交し合った贈り物を提示するユ・スのインスタレーションでは、贈られた物を見つめることによってケソン工業団地の本質的な意味は何だったのかを問いかける。
越境が可能な限られた時間の中で南北の人々の交流が育んだ種は、いかに未来へ開かれてゆくのか。

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