開催情報
【作家】マルコス・アヴィラ・フォレロ Marcos Ávila Forero
【開催日】2019年7月13日(土)‐2019年8月18日(日)
【開館時間】10:00-20:00
【休館日等】
7月14日(日)‐16日(火)は祇園祭のため10:00‐17:00
8月14日(水)、15日(木)は休廊
【料金】無料
http://www.kac.or.jp/events/26331/
会場
会場名:京都芸術センター
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1003
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:-
概要
フランスとコロンビを拠点にして活動し、今注目を集めるアーティスト、マルコス・アヴィラ・フォレロ。彼の映像作品と新作の展示を行います。
昨年より京都芸術センターで始まった、個展形式の展覧会「FOCUS」。着実に制作・発表を続け、注目を集めるアーティストを取り上げ、鑑賞者と作品・作者とが対話できる場の創出を目指しています。
今回のFOCUS♯2に出展するアーティストは、フランスとコロンビアを拠点にして活動しているマルコス・アヴィラ・フォレロです。フォレロの作品には、紛争などの影響で暴力や抑圧を被る人々やアマゾン川流域の部族と地域社会に焦点をあてたものが多く、また音楽、パーカッション、ダンスが作品表現としてよく用いられます。彼は綿密なリサーチと当事者との協働のもと、これらの作品制作に臨んでいます。
本展覧会では、京都でのリサーチをもとに制作された新作とともに、過去作となる映像作品3点(<A TARAPOTO,UN MANATI>(2011)、<Cayuco>(2012)、<Atrato>(2014))を展示します。
フォレロは、京都に滞在し新作を制作するにあたって、冶金・製鉄工場で働いていた元職人たちをリサーチ。彼らが、工場労働の中で行っていた冶金・製鉄の動きを書道の動きとダンスの動きに翻訳することを試みます。工場で働いていた職人たち、書道家、ダンサーたちとの協働のもと、いわば「動きの伝言ゲーム」を行って、クリエィティブな身体表現をつくりだすことを試みます。
また、過去作品はいずれも彼の代表作であり、<A TARAPOTO,UN MANATI>(2011)と<Atrato>(2014)はともに、アマゾン川流域を舞台にした映像作品です。両作品では、アマゾン川流域に居住する部族とその地域社会に伝わる文化伝承の再興とアレンジが試みられています。特に、<Atrato>(2014)では、その地域の若者たちと協働して、消滅の危機に瀕していた伝統的ドラム奏法のアレンジが試みられており、音楽作品としても鑑賞できます。<Cayuco>(2012)は、モロッコを舞台にした映像作品であり、貧困などの困難な境遇におかれ、アフリカからヨーロッパに渡ろうとする人々と彼らの地中海に至るまでの道のりを題材にしています。