『生業・ふるまい・チューニング 小出麻代-越野潤』

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開催情報

【作家】小出麻代、越野潤
【開催日】2018年2月22日 (木) – 2018年4月8日 (日)
【時間】10:00-20:00
【休館日等】会期中無休
【料金】入場無料

http://www.kac.or.jp/events/22580/

会場

会場名:京都芸術センター ギャラリー北・南・和室「明倫」ほか
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:
  

概要

私たちの生きる世界は、想像よりも遥かに不確実にできていて、絶対的に言い切れること、信じられること、というのはもはや存在しないのかもしれません。 作品に多様な主張を託す現代美術において、指針とすべきものは、一体何なのでしょうか。 本展では、関西をメインに活動する小出麻代と越野潤の二人から、その応答を導きます。

二人のふるまいは対照的です。

小出の近作は、ガラスや鏡、電球、紙片などの異素材を結び付け、インスタレーションを展開します。 人が言葉にする以前の、未分化な記憶や感情をくすぐるような風景を紡ぎ出し、咀嚼する余地をたっぷりと与えます。

既存の絵画技法の分析と試行を繰り返し、「質」の表現を刷新してゆく越野。 シルクスクリーンという聞きなれた言葉からはおよそ現実味を帯びない未知に満ちた空間に、私たちは全幅で身をゆだねるでしょう。

これらは一見生々しさから離れながらも、紛れもなく二人の手仕事によるものです。 作家として生きるための仕事すなわち生業として、生活の中でリアリティをもって提示されます。 ファンタジーでなく、スペクタクルでもない、現実の地続きとして。

私たちが作品をみるとき、自分を対象へ合わせる作業が自然に起こりますが、その方法は様々であって良いはずです。 二人が空間を形づくると同時に、私たちもそれぞれに対しチューニングしていく。そこに、生きるための前向きな孤独を見出すことができるのではないでしょうか。 未知と既知を行き来する、有機的なやりとりの交歓に、ぜひご期待ください。

関連企画

アーティスト・トーク
日時:2018年2月24日(土) 15:00-16:30
集合:ギャラリー南
*入場無料、事前申込不要

展覧会空間を味わう試み5種
詳細等は下記URLを参照ください。
http://www.kac.or.jp/events/22580/

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