タデウシュ・カントル生誕100周年記念事業「死の劇場-カントルへのオマージュ」パフォーマンス企画 石橋義正新作舞台公演『ZERO ZONE 人工知能は陸橋で積み木をつむデスか』

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開催情報

【構成・演出】石橋義正

【日時】2015年10月17日(土)19:00開演
       10月18日(日)14:00開演/17:00開演
【料金】無料

http://www.kac.or.jp/events/16948/

会場

 
会場名:京都芸術センター 講堂
webサイト:http://www.kac.or.jp/
アクセス:〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
電話番号:075-213-1000
開館時間:10:00〜20:00
休館日等:
  

概要

 
「禅」がテーマ。なのに過激な娯楽性!?  ブラックでセンセーショナル。なのにユーモラス!
女優、ダンサー、シンガー、僧侶など異才が集結!
個々の非日常な回路・ZONE(空)はここに開かれるのか?!

観客はまずナビゲーターの誘導によって座禅を組む。座禅を開始して数分後、心はまだ「空」には当然到達し得ない状況の中(通常、少なくとも40分以上続けないとそういった感覚は起こらないものと思われるが)で、その状況を壊すアクシデントが起こり、夢ともとれるステージが無常に始まる。会場に配置された少し高い位置にある3つのステージに様々な苦悩を抱えた人物たちが連鎖的に登場し、自我から抜け出せずに苦しむ姿があらわに描かれていく。愛を暴力でしか確かめられない男女、業に囚われ思い通りにならない怒りを歌にして吐き出す傲慢な中年男、己にまとわりつく服を力一杯必死に破り脱ぎすてようとする若い女性、昔の恋人だったらしき男の人形を愛し続け呪い続ける狂女、星空に憧れを持ち、陸橋の上で積み木を積み続けては破壊する人工知能。―――爆音と眩い光が、激しい人の情と業として撒き散らされる。これらの世俗のシャワーに触れた後、さらにもう一度観客には座禅を組んでもらい、今、目の前で見たものをまずあえてすっかり忘れ去って頂く。頭の中に残った記憶を消し去る行為の中で、観客が何を感じ、考えてしまうだろうか。自分の人生に照らし合わすのだろうか。ただシーンを反復するのか。あっさりと記憶を捨て去るのだろうか。

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