開催情報
【作家】中井 菜央
【期間】2019年4月12日(金) – 5月12日(日)
【開館時間】11:00-18:00
【休館日等】火曜日・水曜日(祝日を除く)
【料金】無料
会場
会場名:元・淳風小学校
webサイト:http://kyotographie.jp/kgplus/2019/select/
アクセス:〒600-8357 京都市下京区大宮花屋町上柿本609-1
概要
9年前、作家の祖母はアルツハイマー病に見舞われた。祖母が培ってきたセルフイメージも、他者が抱いてきた祖母のイメージもことごとく失われ、作家は彼女をどう撮影したらよいのか途方に暮れた。しかし作家は無心に撮影するうちに、祖母の写真には、なお「祖母」としか言いようのない「個の存在」が表れているのに気付く。その一枚から、「繡」は始まった。被写体は人の枠を越え、物・動植物に広がってゆく。「個の存在」という観点では、人と諸物の間に相違はないからである。やがて作者には、「個の存在」どうしが結ばれて糸となり、それが縦横に張り巡らされ、この世界となっていることが見えてくる。「繡」は世界の有りようのポートレート群となった。
* 本展は4月12日から5月12日まで京都市内を舞台に開催される[KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019]のサテライトイベント「KG+SELECT」として選出された12組の「KG+AWARD」ノミネートアーティスト展として開催されています。