琳派400年記念特別企画展 京都画壇にみる琳派のエッセンス -ユーモアとウィット-

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開催情報

【期間】2015年10月7日(水)~11月29日(日)
【料金】一般500円(400円)/高校・大学生400円(320円)/小・中学生200円(160円) 
( )は20名以上の団体料金
65歳以上の方(要証明)および障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

http://insho-domoto.com/plan/new/next/index.html

会場

会場名:京都府立堂本印象美術館
webサイト:http://www2.ocn.ne.jp/~domoto/
アクセス:〒603-8355 京都市北区平野上柳町26-3
電話番号:075-463-0007
開館時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
休館日等:月曜日休み (祝日の場合火曜日休み)、年末年始
  

概要

2015年の琳派400年記念にあたり、当館では堂本印象を中心に近現代の京都画壇における琳派の要素に注目し、改めてその魅力を紹介します。
桃山から江戸初期の京都で、本阿弥光悦、俵屋宗達そして尾形光琳によって大成された琳派は、鋭い自然感覚に基づきながらも形態を大胆に簡略化した大らかで優美な装飾美術として、絵画をはじめ染織、陶芸、漆芸など人々の生活空間に息づいてきました。明治以降も京都では多くの画家や工芸家が琳派を強く意識した作品を生み出しており、琳派は近現代の美術にも大きな影響を与えているといえるでしょう。
なかでも、神坂雪佳は絵画のほかにも図案集『百々世草』など琳派の装飾性に注目した作品を数多く手がけ、図案(デザイン)の世界を確立しました。また、印象も図案から本画へ転進し、晩年には単純な構成による琳派的な絵画を制作した作家のうちの一人です。雪佳や印象をはじめとして、近現代の京都画壇では琳派に関するモチーフや表現などをとりいれた作家による作品がしばしば見られます。
本展では、雪佳や印象を中心とする近代から現代の京都画壇において、洗練された雅な琳派の造形感覚を「ユーモア」と「ウィット」という側面から見つめ直したいと思います。それによって、京都画壇に流れる琳派意識を再認識していただければ幸いです。

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