小野陽介 陶展

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開催情報

【作家】小野陽介
【期間】2018年2月23日(土)-3月3日(日)
【開館時間】11:00-18:00 最終日11/4(日)のみ17:00で終了
【休館日等】
※展示期間中は2/27(水)のみお休み
※2/19(火)-22(金)は展示準備のためお休み
※展示片付けのため3/4(月)-7(木)はお休み
【料金】無料

会場

会場名:手しごとの器・道具 テノナル工藝百職
webサイト:http://hyakushoku.petit.cc/
アクセス:〒606-8397 京都市左京区聖護院川原町11-18
電話番号:075-200-2731
開館時間:11:00〜18:00
休館日等:火・水曜定休(個展期間中などは水曜休)

概要

初っ端から余談ですが、数あるクラフトイベントの中でも「静岡手創り市」がとても好きです。
そこから派生する数々の企画も楽しみで、遠くからではありますがいつも気になるイベントです。
そんな背景から折に触れてチェックする静岡手創り市のHPで数年前、出展作家の紹介を眺めていた時。
なんとはなしに見たとある作家さんの作品写真に思いがけないほどはっとさせられることに。
うつわの形自体はシンプルな大小の丸皿。奇をてらうようなものは一切なく、ただそこに現れていた釉調は表情豊かで予想不可能な饒舌さを漂わせていました。
妙に気にかかって心から離れず、なんとか実物を見たいと思えど、その方は当時まだあまり情報発信をされておられず、次はどこで出展するのかもわからない有様でした。
ようやくブログを発見し、と言ってもあまり更新もされていない状態。
連絡が果たしてつくのか心細いままコメントを書いてみたところご本人と連絡がとれ、ようやく次の出展予定であった「灯しびとの集い」にて、ついにご本人とその作品に会うことが叶ったのでした。
もうお分かりかと思いますが、それが小野陽介さんとの出逢いでした。
実物は、写真で見た以上の美しい釉薬の世界がうつわの中には無限に広がっていました。
そこには土と炎による予測不可能な世界があり、それと同時に小野陽介さんという若い作り手の中にある、まだまだ無尽蔵に生まれ出るであろうのびやかで広大な創造の世界が存在することを、穏やかに語りかけてくる気がしました。
初めてお会いした作家さんでしたが、この人とともに仕事をし、ぜひ十年後の姿も見ていたいと、そんな期待に満ちた直感を受けたのでした。
あれから二年。
今回百職で初めて小野陽介さんの個展をさせて頂きます。
そして小野さんにとっても個展は今回初だそう。
責任重大ですが、とても光栄です。
定番のコバルト釉、白釉のうつわのほか、灰釉や瑠璃釉にも挑戦してくださり、少しずつ作っているという花器などの新たなアイテムにも今回は取り組んでいるそう。
小野陽介さん初となる個展、たくさんの皆さんにぜひこの第一歩を見届けて頂きたく心から祈るばかりです。
果てしない空のように、宇宙のように、無限に広がる小野さんのうつわ世界を楽しみに、早春の京都へどうぞお越しください。

◎作家在廊日 2/23(土)

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