開催情報
【作家】三宅沙織
【期間】2018年11月30日(金)~ 12月30日(日)
【開館時間】10:00-20:00
【休館日等】火曜日, 12/3
【料金】-
https://www.haku-kyoto.com/events/miyakesaori-saori-miyake-2018-11-30-12-30
会場
会場名:haku | exhibition
webサイト:https://www.haku-kyoto.com/
アクセス:600-8032 京都市下京区中之町566
電話番号: 07505855959
開館時間:13:00-20:00
休館日等:火曜日休み
概要
「白夜」によせて
2011年から2018年までに制作してきた2つのシリーズ「Abstract dislocation」と「The missing shade」から選んだ作品を、hakuの空間に合わせて構成しました。そして、「白夜」という展覧会タイトルをつけました。
白夜といえば、南極や北極に近い地域で夏に起こる、真夜中になっても日が沈まない自然現象ですが、昼は明るく夜は暗い日本に生まれ育ったせいか、わたしには、相容れない事物が予期していなかった形で共存する、神秘的で象徴的な風景に思えます。
それから、ドストエフスキーの小説『白夜』があります。この小説は何度も映画化されていますが、特にロベール・ブレッソン監督の作品が印象に残っています。
孤独な夢想家の青年が運河のほとりで出会ったナースチェンカという女性に恋をし、お互いに長い身の上話をすることになります。ある状況下に置かれた人間たちの振る舞いは、どんなものになりうるのだろうか。その時の偶発的な出来事は、あとから必然として思い出されるのだろうか。数日の間に出会い別れる物語から二人の声はあふれ出し、個々に存在したまま共振しているように見えます。
hakuという名の新しい空間でどんな展示をしようかと計画していたときに、このような諸々の事柄を想起しました。
三宅砂織
関連イベント
白夜話(ハクヨバナシ)
12.15 sat 17:00- / 18:00- (約40分間)
要予約|各会8名様限定 1000円(和菓子・お茶・記念品)
ご予約はご希望の時間、お名前、電話番号を明記の上、下記連絡先へお申し込みください。
haku.kyoto.japan@gmail.com
おいしい和菓子と温かいお茶、そして作者の三宅砂織とともに、本展を鑑賞する会を開催します。
それぞれの作品の成り立ちや、制作にまつわるエピソードなどをお話しながら、誰しもが秘める物語性や、その抽象性に思いを巡らすひと時を、みなさまと過ごしたいと思います。
心よりお待ちしております。
和菓子製作:和菓子サロン一祥
https://www.wagashi-issho.com
記念品:モノクロ印画紙の手製ポストカード