山部泰司展 -SANSUI-

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山部泰司2022-1-1

開催情報

【作家】山部泰司
【期間】2022年12月13日(火)-25日(日)
【開館時間】12:00 – 18:00
【休館日等】月曜日
【料金】無料

https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2022/11/yamabe-yasushi-sansui-1213-25.html

会場

会場名:GALLERY MORNING kyoto
webサイト:https://gallerymorningkyoto.com/
アクセス: 〒605-0034 京都府京都市東山区 中之町207番地
電話番号:075-771-1213

概要

山水と絵画のかさなりとつらなり

私は作品をつくるとき、ほぼ、下絵はつくりません。キャンバスの上に直接、線の集積でイメージを探ります。描くときには漠然とした、あるいは明確なイメージが五感を伴って存在しますが、それらの感覚は描くことで変化します。描いた線やかたちが違うなと感じると乳白色の絵の具でかたちを覆って隠して描き直します。何度も描き重ねながら構図が大きく変わってしまうこともあります。そして、私の山水はキャンバスの空間と時間の中で生まれます。
ゆえに、一枚の絵画の中には、無数のドローイングが織り込まれています。
近年、コロナ感染症流行以前には、蘆山、黄山などに旅して取材しましたが、感染症防止の移動制限の状況下では、国内の自然に接することが多くなってきました。iPhoneに「滝」と声をかけ、表示された滝に行き、そこでまた次の「滝」を検索することをやってみました。無名の滝がヒットすることがあれば、有名な滝がでてきたりと、主観を排する楽しさがありました。
今回のタイトルの「かさなり」は、絵の具の層の前後の重なりと画面の上に遠景を置く上下の重なりの二つの意味が込められています。
また、「つらなり」は山の稜線のような横への連続性が心地よいリズム感を生み出し、場所の移動をも一本の線のように表すことで、世界の分断を接続するメタファーもあります。
本来、相容れない価値観から一つの風景、山水が成立する、見る人の想像力に助けられて山水に見えるようなあやういバランスの作品を展示します。

山部 泰司 略歴
1958 岡山県生まれ。京都市在住。京丹波町にアトリエ。
1983 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了
主な個展
1981 ギャラリー白(大阪)[’82-'99, '01, '07]
1983 ギャラリーすずき(京都)['87]
1991 ギャラリーココ(京都)['95, '98, '99, '00]
2004 村松画廊(東京)
1993 ギャラリーQ (東京)['01, '16, '19, 22]
2005 LADS GALLERY(大阪)['06, '07, '09, '10, '12-'14, '16-'18, '20, '21]
2008 「山部泰司展 〜変容する絵画〜」奈義町現代美術館(岡山)
2012 ギャラリーモーニング(京都)['15, '18, '20, '22]
2016 「山部泰司 ここから始まる風景画」奈義町現代美術館(岡山)
   ギャラリーあしやシューレ(兵庫)
2022 「山部泰司展 光る風景、動く山水 真庭編」真庭市立蒜山ミュージアム(岡山)
主なグループ展
1982 「スピリチュアル・ポップ」大阪府立現代美術センター(大阪)
   「フジヤマゲイシャ」京都市立芸術大学ギャラリー/東京藝術大学展示室
   「イエス・アート」ギャラリー白(大阪)['83-'89]
1986 「アート・ナウ 」兵庫県立近代美術館
1988 「花の表現」埼玉県立近代美術館
1990 「第 回今日の作家 多極の動態展」横浜市民ギャラリー(神奈川)
1994 「アート・ナウ 関西の 年代展」兵庫県立近代美術館
1995 「日本の現代美術の断面展」ヒュンダイ・アートギャラリー(ソウル・韓国)
   「VOCA展 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)
2014 「FLOW水は何をつなぎ、何処へ行くのか」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
2018 「第30回京都美術文化賞受賞記念展」京都文化博物館
   「第5回新朦朧主義(2013- 2018)」北京清華大学美術館(北京・中国)
   「生きてゐる山水― 廬山をのぞむ古今のまなざし」岡山県立美術
   「ニュー・ウェイブ 現代美術の 年代」国立国際美術館(大阪)
2018-19 「アートの今・岡山展 Call & Response 呼応」
   天神山文化プラザ/高梁市歴史博物館/華鴒大塚美術館(岡山)
2019 「美作三湯芸術温度」湯原温泉 八景(岡山)
2020 「ドローイングの可能性」東京都現代美術館、
   「京都の美術 250年の夢 第 1部〜第3 部 総集編 江戸から現代へ 」京都市 京セラ美術館
   「Remort lands」Zuleika Gallery (ウッドストック・イギリス)
2022 「関西の80年代」兵庫県立美術館、
   「美作三湯芸術温度 」湯原温泉 八景(岡山)

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