竹村延和 アインハイト

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開催情報

【作家】竹村延和
【期間】2015年12月5日(土)- 2016年1月10日(日)
【料金】無料

http://hotel-anteroom.com/gallery/1326

会場

会場名:ギャラリー9.5(東九条明田町7ホテルアンテルーム京都内)
webサイト:http://hotel-anteroom.com/
アクセス:〒601-8044 京都府京都市南区東九条明田町7番
電話番号:075-681-5656
開館時間:12:00〜19:00
休館日等:-

概要

HOTEL ANTEROOM KYOTOのGALLERY 9.5 にて、竹村延和の個展『Einheit 』を開催いたします。
タイトルのEinheit(アインハイト)は綜合や統一などの意味を持つドイツ語。今回の展示は絵画、音、映像、言葉、それらひとつひとつのシンプルなフラグメントの交差を提示する試みです。
これまで竹村は音楽家として、規定のカテゴリーにはとどまらず、希有な道を歩んできた作家です。
しかしずっと一貫した内的動機から生まれる創作、それを本展では新たな角度でひとつの空間に綜合させる。そんな現在形の試みでもあります。どうぞご来場くださいませ。

『アインハイト』展に際して 竹村延和
母語を共有しつつも、言葉が通じない過度の多様化と個人化により分断された世界。
快楽追求と問題解決の為に投入される方策が新たな障害を不断に産出し、人々の認知限界から事物の未規定を許さず、類型に押し込み固定しようとするIT社会。
細分化され留まるところを知らない各業務の効率化は、生活圏の中で唯一、合目的性から逃れうる空き地、内面の避難所たる美術や音楽、文学さえも刺激競争に陥らせ、受容者それぞれの内省を許す隙を与えてくれません。
中心を喪失した時代、個と全体の接合を考える上で、大声の外部情報に順応するより、内(心)に帰ることで全体性を回復する道、IT機構と専門性という分割により失ったモノを再び、一なるものへ綜合する夢の模索としての表現。類型的知覚の習慣を脱ぎ、無関係に見えるモノの並存と共通性、それぞれの統覚と意味付与へ開いた平面作品、音楽、インスタレーションの断片たちです。

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助成: