マックス・パペスキ “ヒロシマより愛を込めて”

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開催情報

【作家】マックス・パペスキ

【期間】2015年11月20日(金)~12月3日(木)
【料金】無料

http://gallery-tomo.com/?p=3781

会場

会場名:ギャラリー知
webサイト:http://gallery-tomo.com/
アクセス:〒604-0995 京都市中京区寺町通丸太町東南角下御霊前町633
青山ビル1F
電話番号:075-585-4160
開館時間:12:00~19:00(日曜日17:00まで)
休館日等:月曜日休み

概要

ご挨拶
このたび、新たな国際的イベント「マックス・パペスキ・ショー(Max Papeschi’s Show)」を開催することになりました。このイベントは日本のアートファンのために特別に企画されたものであり、この開催のご報告ができることは、MAG(マルシリオーネ・アート・ギャラリー)にとってだけでなく、GALLERY TOMO CONTENPORARY (以下 GALLERY TOMO と記載、京都)とイタリア文化会館-大阪にとってもたいへん喜ばしいことです。
私たちのパートナーである GALLERY TOMO(京都)で昨年開かれたマックス・パペスキの展覧会「これでおしまい!(That’s all Folks)」は大成功を収め、日本の皆さまから信じられないほどのご好評をいただきました。このことに勇気づけられ、私たちは、パペスキの世界をもっと広く皆さまに知っていただくため、京都と大阪で新たな展覧会を開くことを決定した次第です。
マックス・パペスキはいまや確固たる名声を誇る国際的アーティストであり、その作品の スタイルは挑発的かつ風刺的、そして社会に関わる深いメッセージ性をはらんでいます。パペスキは、第二次世界大戦から今日に至るまでの人間の同時代的な歴史について深く考え る機会を私たちに提供してくれます。
20 世紀、多国籍企業や最高権力者たちのイメージは、それらの実際の内容のレベルに到達 し、ときにそれを凌駕しました。したがって、今日的な大きな価値は、他者が私たちについて持つイメージにほかならないのです! まるでロビン・フッドの再来であるかのように、パペスキは権力者や多国籍企業、強大な権威のイメージを網で盗みとり、そのイメージの意味を変容させます。イメージを集め、切り、縫い合わせ、それまでとは異なる外観を私たちの前に提示するのです。その外観は、登場人物たちの真の本質について深く考察する機会を私たちに与えてくれます。パペスキが判決を下すことはありません。彼はそれを望みません。彼は裁判官ではなく、あくまでもアーティストだからです。彼の任務は、様々なかたちで歴史について熟考し、その思考の深遠の中で事実を掘り起こす可能性を、個々の作品の中で提供することなのです。
11月20日(金)19:00から京都のGALLERY TOMOにて展覧会「ヒロシマから愛をこめて (From Hiroshima With Love)」のオープニング・パーティを開催致します。この展覧会では、同名のシリーズ(2010 年にイタリアで発表。日本では未発表)の中からディレクターの青山知相が厳選した作品が展示されます。このシリーズは、すべてモノクロで同サイズの作品で構成されています。これらの作品でパペスキは、オリジナルの歴史写真に写る身体に厚紙の顔を添付し、戦争や破壊といったテーマを取り上げ、その欺瞞的で悪漢的な側面を私たちに示してくれます。こうしたデリケートなテーマを、辛辣なビジョンをもって、ときに風刺的に、しかも平凡ではないやり方で扱うこと、これは決して無礼であることを意図するものではありません。こうしたテーマについて私たちに注意を促し、深く考えさせるための一つの手段なのです。

MAG(GALLERY TOMO ITALY マネージャー)
サルヴァトーレ・マルシリオーネ

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