開催情報
【期間】2021年9月7日(火)〜9月25日(土)
【開館時間】12:00〜18:00
【休館日等】月曜
【料金】無料
https://art16.net/archives/3599
会場
会場名:galerie16
webサイト:http://art16.net
アクセス:〒605-0021 京都市東山区三条通白川橋上ル石泉院町394, 戸川ビル3F
電話番号:075-751-9238
概要
2010年から制作している「TARTANS」はスコットランドのタータンチェックの本から図柄を引用し拡大して描いている、DOUGLAS,GREY MACLEAN,HUNTING等の題名は、タータンチェックの名前でもある。P80号のキャンバスに筆を使わず油絵の具、ペインティングナイフ、マスキングテープを用いて制作している。
◎同時開催:INDEX〈カタログ〉1977
岸田良子は、1977年に初個展「カタログ」をギャラリー16で開催しました。そこで展示された作品は、靴、ブラシ、ほうれん草、鋏、ビスケット等の身の回りにあるものを1個ずつモノクロ写真にして拡大し、映像部分だけを残して周囲を黒色のアクリル絵の具で塗りつぶし、硝煙、ボンドでマチエールをつけた平面作品でした。その後、〈鳥類図鑑〉*1、〈A・B・Cスター絵本〉*2、〈Collect〉*3など、その趣旨を根底に、現在進行中の〈TARTANS〉*4へと展開していきます。
1974年に京都教育大学特修美術科西洋画教室を卒業した岸田は、写真と複写を起点とした表現の中から「絵画からどこまで遠くに行けるか」をテーマに現在に至るまで独創的なアプローチで制作を続けています。
本展では、この〈カタログ〉10点(1977年制作)を再びご覧いただきます。また当時、その覚え書きとして作られた220枚のスライド(未発表)もあわせて展示いたします。
写真と絵画のニアリーイコール「≒」を現在の視点であらためて読み直してみて下さい。
*1:百科事典の鳥のイラストを接写・拡大し、パネルに貼り着色(1978年)
*2:歌手や映画俳優の名前の頭文字をアルファベットごと選び、そのブロマイドをA4判で製本(1979年)
*3:商品ラベル・レッテル・空き箱などを収集し、そのコピーをB4判200ページで製本(1980年)
*4:スコットランドのタータンチェック本の図柄をキャンバスに油彩で精密に再現(2010–2021年)
▶︎岸田良子 Kishida Nagako
1949 山口県に生まれる
1974 京都教育大学特修美術科西洋画教室卒業