開催情報
【期間】2022年9月9日(金)~9月25日(日)
【開館時間】13:00 – 18:00
【休館】9/12,20休廊
【料金】無料
https://www.galerie-miyawaki.com
会場
会場名:ギャルリー宮脇
webサイト:http://www.galerie-miyawaki.com/
アクセス:〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側
電話番号:075-231-2321
概要
ヨルク・シュマイサー没後10年に捧げる
傑出した銅版画家として知られるヨルク・シュマイサー(Jorg Schmeisser 1942~2012)は、1968年京都市立美術大学(現京都市立芸大)留学のために来日し、墨絵のように醸し出される風景の美と、自然を至上の精神として眺める日本人の心に惹かれながら4年を過ごした。京都で制作された木版画集『古事記』(扉印章含む全28葉)が1970年に発表されると、日本人が誰も描かないような造形性によって『古事記』の世界を表現した若いドイツ人版画家の登場に美術界は驚き注目した。当時から「この絵の強い力に突き動かされた」という作家・詩人の池澤夏樹は、70年代から『満天の感情』の出版を構想して詩作に取りかかったが、じつに半世紀を経てシュマイサーの没後10年を機に、遂にこの詩画集は完成を見ることとなった。
本展では、新刊詩画集『満天の感情』(河出書房新社刊)の原画となったシュマイサーの木版画集『古事記』全点(扉印章含む28葉、1970年)と、当時の墨絵や銅版画など貴重な関連作品を展覧する。
企画展パンフレット『螺旋階段』第113号を刊行しました。池澤夏樹がヨルク・シュマイサーに捧げた特別寄稿「見知らぬ土地に行きたい」を収載。ご希望の方には会期中無料で送付いたしますのでお申し込みください。